「積の法則とパーミュテーション記号」及び「コンビネーション記号とパーミュテーション記号の使い分け」の続きです。
「場合の数」と「確率」は関係が非常に深い分野で、場合の数が求められるから、確率も求められるのです!!
そして、多くの高校生を混乱させる分野でもあるのです!!
テストなどでも「場合の数を求めよ」と言われているのに、誤って確率を求めてしまったなんていう話もよく聞きます。
どちらにしましても、確率の定義「条件を満たす場合の数÷考えられる全ての場合の数」をしっかり修得してしまいましょう!!



本題では積の法則や、コンビネーション記号とパーミュテーション記号で表せて、細かい場合分けを伴わない問題のみをご紹介致しましたが、条件を満たす場合が多種多様に会って、1つの記号や式で表せない場合もございます!!
そんな時どうすればいいのか…?
「和の法則」を使うのです!!
和の法則とは、場合の数が互いに異なる条件によって場合分けされ、それぞれが絶対に重複して生じない場合、場合の数の合計は、場合分けされた各々の場合の数の和で求められるというものです。
1つ例を述べますと、1から25までの番号が書かれたカードが1枚ずつあり、そこから1枚引く時、そのカードの番号が「7の倍数」または「7で割って1余る数」である場合の数を求める際、
「7の倍数」を引く場合の数は、「7」「14」「21」の3通りありますね。
それに対し、「7で割って1余る数」を引く場合の数は、「1」「8」「15」「22」の4通りあります。
このそれぞれに、重複するものはありません!!
(「7の倍数」でもあり、「7で割って1余る数」でもある、そんな整数はありませんからね。)
このような時こそ、「7の倍数」または「7で割って1余る数」である場合の数を3+4=7として、7通りと断定できるのです!!
さらに具体的な利用法は、追って解説をアップロード致します。