I LOVE スヌーピー/THE PEANUTS MOVIE | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:The Peanuts Movie
監督:スティーヴ・マルティノ
キャスト:ノア・シュナップ/ビル・メレンデス/フランチェスカ・カパルディ
配給:20世紀フォックス
公開:2015年12月
時間:88分




世界で最も有名な犬と言ったら,やっぱスヌーピーに勝てるキャラはいない。誕生は1950年,アメリカの漫画家チャールズ・モンロー・シュルツの漫画『ピーナッツ』に登場したオスのビーグル犬だ。その愛らしい風貌から日本国内でも人気が高く,“スヌーピー”という名前自体が漫画『ピーナッツ』を指す代名詞になっている。漫画のタイトル自体が「スヌーピー」だと勘違いされたり,スヌーピーが主人公だと思われてたりするが,本当の主人公は飼い主の少年チャーリー・ブラウン。

半世紀に渡る総作品数は17897作,掲載された雑誌は2000を超え,コミック総発行部数は4億部以上。世界75か国・21言語で3億5500万人以上の読者を持つこの超人気コミックを3DCGアニメ化した『I LOVE スヌーピー/THE PEANUTS MOVIE』を今夜は紹介。制作は『アイス・エイジ』シリーズのブルー・スカイ・スタジオ,監督は『アイス・エイジ4/パイレーツ大冒険』(2012年・20Cフォックス)のスティーヴ・マルティノ。

何をやっても上手くいかない不器用な少年チャーリー・ブラウン(ノア・シュナップ/吹替:鈴木福)。口うるさいルーシー(ハドリー・ベル・ミラー/吹替:谷花音)や妹のサリー(マリエル・シーツ/吹替:小林星蘭)にバカにされるばかりか,かけがえのない親友で空想好きの飼い犬スヌーピー(ビル・メレンデス)にまであきれられる日々。そんなある日,クラスに赤毛の女の子(フランチェスカ・カパルディ/吹替:芦田愛菜)が転校してくる。チャーリー・ブラウンは一目で恋に落ちるが,引っ込み思案な彼はどうしても話しかけることができない。

一方,空想好きなスヌーピーは大冒険の旅へ。犬小屋の屋根からパイロットの“フライング・エース”になりきった彼は,親友のウッドストックたちをクルーに迎え,パリの空へと出撃する。宿敵レッド・バロンを倒すというミッションに燃え,危険な飛行を行いながら,パリジェンヌのフィフィに一目惚れ。しかし,チャーリー・ブラウンのピンチには必ず寄り添い,ダンスの手ほどきなど,いつでも背中を押してくれる。スヌーピーの応援を力に必死に努力するチャーリー・ブラウンだったが…。

シュローダーのピアノで始まるオープニングの20世紀スタジオ・ファンファーレから,怒涛のように展開するキャラ満載の“ピーナッツ・ワールド”が,温かく心地よい。吹替版では,チャーリー・ブラウンを当時10歳の鈴木福,赤毛の女の子を芦田愛菜が担当している。


映画クタ評:★★★★


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