オブリビオン | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Oblivion
監督:ジョセフ・コシンスキー
キャスト:トム・クルーズ/オルガ・キュリレンコ/モーガン・フリーマン
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ/東宝東和
公開:2013年5月
時間:124分




5夜連続でお届けしたトム・クルーズ特集のラストは,10年前に公開されたSFアクション『オブリビオン』。昨年の『トップガン/マーヴェリック』でもメガホンをとったジョセフ・コシンスキー監督が,自身のグラフィック・ノベルを基に映画化。エイリアンの侵略によって破壊され、全人類が他の惑星へと移住した後の荒廃した地球を舞台に,監視のために地球に残る主人公を待ち受けるミステリアスな運命が,スタイリッシュな映像でスリリングに描き出される。タイトルの『Oblivion』は「忘却」の意味。

2077年,地球は異星人スカヴからの侵略を食い止めたものの,月は破壊され,地表も壊滅的な被害を受ける。人類は土星の衛星であるタイタンへと移住し,地球ではドローンと呼ばれる無人偵察機による監視が続けられていた。そんな地球に残り,高度1000mの上空にある“タワー49”からドローンのメンテナンスやパトロールの任務に当たるジャック・ハーパー(トム・クルーズ)。“タワー49”では通信パートナーのヴィカ”(アンドレア・ライズボロー)と共に暮らしていた。

ある日,未確認の宇宙船の墜落現場へと向かったジャックは,そこでカプセルの中に眠る美女を発見する。保護され目を覚ました彼女はジュリア(オルガ・キュリレンコ)と名乗り,なぜか会ったこともないジャックの名を口にする。ジャックも消されたはずの断片的な記憶の中で,何度も彼女を見ていたのだ。やがてスカヴに捕えられ,マルコム・ビーチ(モーガン・フリーマン)に出会ったことから,ジャックと地球の運命が動き始めるのだったが…。

ジャックの目線で膨らむ疑念を共有しながら,次々と意外な展開へと進むストーリーが好きな1本。モノクロと見事なVFX,荒涼とした大地と残された大自然などの視覚的対比や,嫉妬に似た秘密など心理的対比を経たクライマックスが,何度見ても巧く作られていると感心する。

さて,いよいよ夏に公開予定の『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』。Dead Reckoningとは「推測航法」の意味で,イーサン・ハントのこれまでの軌跡を辿る集大成の物語とか。また来年夏には『PART TWO』が公開予定。期待と楽しみが今から膨らむ♪


映画クタ評:★★★★


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『オブリビオン』
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