トップガン/マーヴェリック | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Top Gun: Maverick
監督:ジョセフ・コシンスキー
キャスト:トム・クルーズ/マイルズ・テラー/ジェニファー・コネリー
配給:パラマウント・ピクチャーズ/東和ピクチャーズ
公開:2022年5月
時間:131分




コロナ禍で予定より2年遅れとなり,『トップガン』から36年ぶりにスクリーンに戻って来たマーヴェリック。ぷっくらとした前作の23歳トム・クルーズも50代後半。観る側も,ピチピチギラギラのティーンからすっかりオッサンになってしまったが,考えたら思春期からずっとコンスタントにスクリーンで会っているスーパースターは,遠縁の親戚なんかよりも親近感があったりする。

そんなわけで今夜は公開中の『トップガン/マーヴェリック』の紹介。10年以上前から企画されていた続編は,前作のトニー・スコット監督の自殺により,トム・クルーズと『オブリビオン』(2013年・ユニバーサル)でもタッグを組んだジョセフ・コシンスキー監督が抜擢された。

過去40年間において空中戦で3機の敵機撃墜記録を持つ唯一のパイロットであるマーヴェリック(トム・クルーズ)。輝かしい戦歴とは裏腹に昇進を拒み続ける彼は,スクラムジェットエンジン搭載の極超音速テスト機“ダークスター”のテストパイロットを務めていた。計画凍結のその日に目標であったマッハ10の記録に成功するが,ハンマー海軍少将(エド・ハリス)からノースアイランド海軍航空基地へ,教官として赴任する命令を受ける。

作戦とは,ある“ならず者国家”が稼働しようとしている核兵器開発プラントの破壊。地形の構造と強力な防空網のため極めて危険な任務だ。かつて共に戦ったアイスマン海軍大将(ヴァル・キルマー)の強い意志と聞き,若きエリート・パイロット・チーム“トップガン”の前に現れたマーヴェリックだったが,パイロットの中には,かつての親友グースの息子ルースター(マイルズ・テラー)もいた。複雑な思いを胸に,若きトップガンたちを鍛え上げていくマーヴェリックだったが…。

オープニングの『デンジャー・ゾーン』で上がりまくったアドレナリンが,一気にエンディングまで上昇していく。マーヴェリックの年輪を通して,トム・クルーズの成長を通じて,36年の間に紡がれたであろうマーヴェリックとペニーの物語と,観る者の過ごした年月があぶり出され,だからこそストーリーが生きてくるし,リアルに響いてくる。

そんな様々な想いに,気がつくと潤んでいる自分に気づく。これぞハリウッド大作! と嬉しくてたまらなくなる今年最高の1本だ。

『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』の来年公開も正式発表された。今度は,イーサンに会えるのが待ち遠しい。


映画クタ評:★★★★★


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トップガン』(1986年)