p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Tokyo Cowboy
監督:マーク・マリオット
キャスト:井浦新/ゴヤ・ロブレス/藤谷文子
配給:Purdie Distribution/マジックアワー
公開:2024年6月
時間:118分




“クセ強”なキャラで邦画やドラマで存在感を発揮する井浦新。最近ではTVドラマ『アンナチュラル』の中堂や,『岸辺露伴は動かない/懺悔室』の田宮など,個性的で強烈なインパクトを放つ役どころが記憶に刺さる名優だ。そんな井浦新のアメリカ映画デビュー作にして主演作『東京カウボーイ』を今夜は紹介。

監督のマーク・マリオットにとっても長編映画デビュー作。日本映画好きで,山田洋次監督の『男はつらいよ/寅次郎心の旅路』(1989年・松竹)に助監督として付いた経験もあるマリオット監督。アメリカに帰国後,日本人がモンタナ州の牧場で研修を受けているという雑誌記事から着想を得た物語だという。

東京の大手食品商社“MIKI”に勤める坂井英輝(井浦新)は様々な食のブランドのM&Aを手がけており,上司で副社長の増田けい子(藤谷文子)と婚約していた。会社がアメリカのモンタナ州に所有する経営不振の牧場の収益化を担当することになった英輝は,役員たちの土地開発業者への売却を留保させ,希少価値の高い和牛に切り替えて再建することを目指す。さっそく,和牛畜産の専門家・和田(國村隼)を伴いモンタナに向かう英輝。

しかし,どこまでも空が続くことから“ビッグ・スカイ・カントリー”とも呼ばれるモンタナは日本のオフィス街とは何もかもが異なっており,すぐにトラブルに見舞われる。和田が怪我で入院してしまい,英輝は1人場違いなスーツ姿で牧場管理人のペグ(ロビン・ワイガート)と牧場スタッフたちに和牛の事業計画をプレゼンするが,まともに取り合ってもらえない。やがて,ハビエル(ゴヤ・ロブレス)ら牧場スタッフたちと交流する中で,この土地の魅力に気づかされた英輝は,カウボーイの格好に身を包むと,積極的に牧場の仕事を手伝うようになっていく。やがて改めて,この牧場にふさわしい再建プラン模索していくのだったが…。

メジャーでの配給ではないものの,ちゃんとアメリカ映画。様々な文化や風習の違いの洗礼を受け,次第に自らその空気に浸ることによって,生き方を見つめ直していく素敵な物語だ。邦画では“クセ強”な井浦新が霞んでしまうほどの,自然と現地キャラたちとの対比も面白い。

トールグラス国際映画祭,ボストン国際映画祭,セドナ国際映画祭,セントルイス国際映画祭などで高評価され受賞している。


映画クタ評:★★★★


右矢印國村隼作品まとめ

右矢印井浦新作品まとめ


■地上波OA情報■

3/27㈮ 21:00~ 日テレ系列
名探偵コナン/探偵たちの鎮魂歌』(2006年)

4/3㈮ 21:00~ 日テレ系列
名探偵コナン/緋色の弾丸』(2021年)

4/6㈪ 21:00~ フジ系列
映画 イチケイのカラス』(2023年)

4/10㈮ 21:00~ 日テレ系列
名探偵コナン/隻眼の残像』(2025年)

4/17㈮ 21:00~ 日テレ系列
名探偵コナン/ハロウィンの花嫁』(2022年)

4/18㈯ 21:00~ フジ系列
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023年)

4/24㈮ 21:00~ 日テレ系列
プラダを着た悪魔』(2006年)




監督:塚原あゆ子
キャスト:松たか子/松村北斗/吉岡里帆
配給:東宝
公開:2025年2月
時間:124分




花束みたいな恋をした』『怪物』の坂元裕二によるオリジナル脚本を,松たか子と松村北斗の主演で映画化。監督が『ラストマイル』『映画 グランメゾン★パリ』の塚原あゆ子,とくればもう気になってたまらなくなる。あいにく劇場鑑賞を逸してしまったが,ようやく配信が始まりさっそく浸った『ファーストキス/1ST KISS』を今夜は紹介。

結婚して15年目,長く倦怠期で不仲だった夫・駈(松村北斗)を事故で亡くした硯カンナ(松たか子)。夫婦生活はすれ違い,夫が出すはずの離婚届は提出されないまま,思いもよらぬ別れに動揺を隠せない。それでも第二の人生を歩み出そうとした矢先,トンネルの崩落事故がきっかけでタイムトラベルすることができるようになったカンナ。トンネルを抜けると15年前の夏。そこで,まだ出会う前の駈と“再会”する。

時間を行き来しながら,20代の駈と気持ちを重ね合わせていく40代のカンナ。やはりこの人のことが好きだったと感じ,もう一度彼と恋に落ちる。過去が変われば未来も書き換えられると気づいたカンナは,彼が事故死する未来を変えると心に誓い,何度も時間を行き来しながら,駈が救われる道筋を必死で探っていくのだったが…。

50回目のファーストキス』ならぬ“2度目のファーストキス”のお話。15年の時間を飛び越えちゃう奇想天外な設定だが,松たか子が演じると,これが違和感なく受け入れられるから不思議。愛する人との時間をやり直す“運命”と,その愛を掴み取るための“選択”が軽妙に展開して楽しめる。

ストーリーを楽しむアイテムはカンナの“靴下”。そして,VFX技術を用いたディエイジング(若返りCG)。松たか子自身が15年前の姿を演じ,違和感のない映像が実現されている。最近はドラマなんかでも使われるようになった映像技術の進歩に驚嘆。

共演は他に, 吉岡里帆,森七菜,リリー・フランキー など。宅配便の配達員役で竹原ピストルも登場する。


映画クタ評:★★★★


右矢印塚原あゆ子作品まとめ

右矢印リリー・フランキー作品まとめ

右矢印松たか子作品まとめ

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右矢印森七菜作品まとめ




原題:The Killer's Game
監督:J・J・ペリー
キャスト:デイヴ・バウティスタ/ソフィア・ブテラ/テリー・クルーズ
配給:ライオンズゲート/Amazon Prime Video
公開:2025年1月
時間:106分




「野獣」の意味で“Animal”というニックネームを持っていた元プロレスラーのデイヴ・バウティスタ。最近このコーナーでは出現率高めとなっているが,ちゃんとキャラと体格を生かした役柄で楽しませてくれる。そんな彼の近作から今夜は『キラーズ・ゲーム』を紹介。

原作は,1997年に発表されたジェイ・ボナンシンガの小説。監督はスタント出身のJ・J・ペリー。日本ではアマプラでの配信スルーとなり,1月から配信されている。

ブダペストでのダンスの公演中,ターゲットを暗殺した殺し屋ジョー・フラッド(デイヴ・バウティスタ)。混乱に巻き込まれて倒れたダンサーのメイズ(ソフィア・ブテラ)を助けるが,ポケットに入れた彼女のスマホを返すため,翌日ダンススタジオを訪ねる。そうして恋に落ちる2人。彼女との素敵な時間を重ねながら,殺し屋の仕事に励むジョーだったが,時々襲ってくる激しい頭痛が気になり,診察を受ける。

やがて,クロイツフェルト・ヤコブ病と診断され,余命約3ヶ月と宣告されるジョー。仕事の仲介人で友人のズヴィ(ベン・キングズレー)に,メイズが生命保険金を受け取れるよう自分の暗殺を依頼するが断られ,同じく暗殺者であり仲介人のマリアンナ・アントワネット(ポム・クレメンティエフ)に依頼する。因縁のある彼女は喜んで引き受けると,さっそく殺し屋を手配。ところが,ジョーの病気はデータの入れ違いによる誤診と判明。次々と襲ってくる殺し屋たちから逃げ回るハメになるジョーだったが…。

これって,文章にするとかなりライトなイメージになってしまうが,コメディっぽさよりは,殺し屋の仕事と恋愛シーンを繋ぐ演出や,後半の個性的な殺し屋たちとのちょいエグなバトルアクションが印象的。

不器用で愛らしい殺し屋を熱演するデイヴ・バウティスタと,最近では『ミッション:インポッシブル』でもアクションを見せてくれたポム・クレメンティエフの2人の,『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズからの卒業を感じさせた作品だ。


映画クタ評:★★★★


右矢印ベン・キングズレー作品まとめ

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