婚活日記 | くすの木社員のブログ

くすの木社員のブログ

~法務事務所で働く(戦う??)人々の日々を綴る日記~

気が付けばもう47歳となった私は、やれ「仕事が落ち着いたら」とか、やれ「もう少し痩せたら」とか、やれ「もう少し涼しくなったら」とか、あらゆる言い訳をして、いわゆる「婚活」というものに目を背けてきました。最近、「このままでは結婚できずに人生終わってしまう!」という魂の叫びが聞こえてきたので、事務所の人に「僕、婚活パーティー行きます」と宣言して自分の逃げ場をふさいだうえで、男らしく婚活パーティーに参加することにしました。

会場は大宮のビルの8階で、受付を済ませると、1番から8番の番号が書かれた個室の1つに案内されました。

個室の中はやたらと狭く(畳半分くらい)、部屋の角にとても小さな机と、椅子が2脚ありました。机の上にあらかじめ準備されていた用紙にプロフィールを書いていると、何の前触れもなく別のエントリーした女性が入ってきました。気まずい空気の中でとりあえず挨拶した後、互いの頭がぶつかると思われるような距離で無言でプロフィールを書きました。机の上には他に、会話をした相手を記憶するためのメモ用紙、気に入った女性の番号を記入する2種類の用紙が置いてありました。しばらくすると、プロフィールを交換してから会話を始め、男性は合図があったら隣の部屋に移動し、一周したら気に入った異性の番号をチェックして提出し、2週したら最終的に気に入った女性を記入して提出してくださいという内容のアナウンスが入りました。開始が告げられると、気まずい空気の中、とりあえず話題を探すのに必死で相手のプロフィールをなぞりました。趣味が「旅行」というワードに飛びつき、「最近はどこに行かれたんですが?」とか、「すごいいいとこありましたか?」とか、「僕は沖縄に14年ほど住んでいたのですが、沖縄に行かれたことはありますか?」とか、とりあえず必死に話しかけ、やっと楽しくなってきたかなっと思った矢先に「それでは男性は隣の部屋に移動してください。」とのアナウンス・・・ 。あっ、そういえば、書いてる途中で思い出しましたが。ネーミングに「パーティー」とつといているので「何かしらの飲食物はでるのかなっ」てちょっと思ってましたが、実際出たのは紙コップに入ったペットボトルのお茶一杯。男性は取っ手がついたプラスチック製の容器に紙コップを乗せたものを持ち歩いて個室をめぐりました。ちなみに1週終わったときにはお代わりが許されました。あと、ちょっと切なかったのが、男性は8名全員いたのですが、3名の女性がドタキャンしており、その女性の個室に入ったときにはたった一人でちょっと人生に思いをはせました。2週目は少し慣れましたが、結局わたしは誰ともカップリングせずむなしい気持ちで会場を後にしました。 

(カップリングしなかった男たちが乗り込んだ帰りのエレベータは静まり返っていました)

次回は「鉄コンin秩父2018by近畿ツーリスト」をお届けする予定でおりますのでご期待ください。