<製薬会社の社長>畠山兼一郎のブログ -6ページ目

世界最先端の肥満の科学とは?!食欲亢進ホルモン・グレニン

(京都大学教授 国際電気生理運動学会会長 森谷敏夫先生の研究室にて学ぶ)











ところで皆様は食欲を亢進させるホルモンがあることをご存知でしょうか?




実に厄介なこのホルモンは【グレニン】と言って、胃から分泌される唯一の食欲亢進ホルモンなのです。




つまり、これを上手く抑える必要があるわけですね!




食事をすればするほどグレニンのはたらきは落ちてきますが、タンパク質や炭水化物に比べて脂肪はグレニンのはたらき落とさないそうです。




脂肪でカロリーを取るといつまでたってもお腹がすいた状態が続くというわけですね。




ということは、良質のタンパク質と穀物類を食べていると満腹感を満たしてくれるうえに、たくさん食べなくてすむということになります。




このホルモンとは逆に、ペプチドYYGLP1という食欲を抑えるホルモンがあります。




高タンパク質はペプチドYYを増加させ満腹感を得やすいとのことです。




現在は、厄介な食欲亢進ホルモン・グレニンを一番抑制する栄養素の配分を研究中だそうです。(森谷教授)





とにかく高脂肪食はだめ!ということですね。




ちなみに


日本食 炭水化物60% タンパク質15% 脂肪25%→日本が奨めている比率





朝●ック 炭水化物25% タンパク質15% 脂肪60%→その間逆ですね。



世界最先端の肥満の科学とは?!自律神経とホルモンの影響

(京都大学教授 国際電気生理運動学会会長 森谷敏夫先生の研究室にて学ぶ)









自律神経が肥満に大きく関わっていることを皆さんはご存知でしょうか?



人間の脂肪にはエネルギーを蓄える脂肪 エネルギーを無駄遣いして体温を高めて脂肪を分解する脂肪(褐色脂肪)があります。





すべての脂肪はアドレナリンを出す交感神経の支配下におかれております。





太ってくるとレプチンというホルモンが出て痩せろという信号が脳に届きます。そうやって交感神経が刺激されると脂肪分解酵素リパーゼが働き、中性脂肪が遊離脂肪酸になって背中や脇腹の褐色脂肪に行って交感神経がまた刺激され、熱を産生して脂肪を分解するそうです。





机に座ってジッとしていて5分もすると副交感神経が優位になって、脂肪を取り込みエネルギーをセーブする方向に進みます。出来るだけ、ちょこまかと動いて交感神経と副交感神経のスイッチのオンオフを繰り返すことが大切です。






一心寺と四天王寺

我が社の創業者の墓は天王寺の一心寺にあります。

先日、ご縁のある方に「なぜあなたの祖父は四天王寺の近くにある一心寺にお墓を建てたのか?四天王寺に行って感じて来なさい!」と言われました。

四天王寺は、聖徳太子 建立七大寺の一つとされ、本尊は救世観音菩薩です。

日本仏教の祖とされる「聖徳太子 建立の寺」であり、既存の仏教 の諸宗派にはこだわらない全仏教的な立場を取っていると言われております。


御釈迦様の教えが他に転じて伝わる輪に例えた転法輪

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四天王寺の境内を練り歩き、昭和の初期に薬の無料配給を志した祖父の思いを感じることができました。

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このお寺を建立したのは世界で1番古い、創業1400年の「金剛組」と言う会社です。三百年後に評価される仕事を手掛けていると言う誇りこそがこの会社を支えてきたそうです。

大きな志が企業の永続的発展を生むと言う確信を得るのに十分な時間でした。


増浦行仁「神の宮」写真展 in 関空

1月7日(火)~1月20日(月)まで関西国際空港の2階と4階で、写真家の増浦行仁さんの「神の宮」写真展が開催されました。

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昨年は出雲大社と伊勢神宮の御遷宮が重なる奇跡の年と言われましたが、その両宮の御遷宮を写真に残すことのできた世界で唯一の写真家が増浦行仁さんです。

その写真展が「神の宮」で、私も応援させていただいております。

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増浦さんの写真にはご神威を感じられる霊性があります。

地球生命誕生からおよそ40億年。

日本にはその生命記憶を世代から世代へ伝え続ける固有の自然観や伝統文化があります。

「神々の住む国」は英語に訳すと、「sustainable world」と言うそうです。

地球と将来世代のために、永続的発展幸福共創社会を共に作る。

増浦さんの思いはとても深いものです。

世界最先端の肥満の科学とは?!非運動性熱産生(NEAT:ニートを増やす)

(京都大学教授 国際電気生理運動学会会長 森谷敏夫先生の研究室にて学ぶ)


皆さん、こんにちは!


森谷教授から教わったダイエットの真実、第2弾!の情報です!




皆さんはご存知でしょうか?


国民一人あたりのカロリー摂取量のピークは昭和50年の1日2226kcalで 平成23年は


1846kcalだそうです。


高脂肪な欧米食が日本に蔓延して現在のほうがカロリーを取り過ぎている感がありますが、実は昔のほうが摂取していたのですね。


飽食の時代なんてのは真っ赤なウソ!


もちろん高齢化が進んでいるという理由もありますが、これは〈お米の摂取量の差〉だそうです。


宮沢賢治の「雨ニモマケズ」にもありますように、昔の日本人は1日に玄米を4合食べていたのですのね。


大きめのおにぎりにしたら10個ですよ!

ではなぜ現代人はメタボが増えているのでしょうか?

答えは簡単。

運動不足です。

特に男性にこの傾向が多いです。


食事は減ってきているのに、それ以上に動かないから食べ過ぎたのと同じ状況になっているわけです。

動かなければ必ず太る!

そこでタイトルにもあります非運動性熱産生(NEAT:ニート)をどう上げるかがポイントとなってくるわけです。

ニートとは日常の何気ない動作のことを言います。

1日のカロリー消費は


 約50%が基礎代謝 

②食後誘発性熱産生 

③運動(1時間歩行ではたったの100kcal

NEAT(非運動性熱産生)→1日の何気ない動作すべて


これだけなのです。


1日の大半の時間を占める何気ない動作をどのように意識するかが、現代のダイエットのポイントとなる!と先生はおっしゃいました。

食事が減ってきているのにブクブク太ってきています。 


安静時を1とした場合のエネルギー消費倍率は立っている動作は1.2倍、階段を登れば8.0 倍もカロリーを消費するそうです。


つまり一日中座っている人と一日中立って仕事をしている人には大きな差が出てくるようです。


知っているのと知らんのとではエライ差がでますわ。