昨日、私が住んでいる自治体で「シニアライフ案内士セミナー」という
ライフプランの講習会のような感じのものがありました。
「定年後」「定年準備」の著者の楠木 新氏が講演されるというので、
事前申し込みをして、講習会に参加してきました。
以前ブログで「定年後」「定年準備」を読んだ感想(雑感)を書きました。
その中でも男性の定年後について書かれていて、
女性に対しての内容は少ししかなかったと書きました。
楠木 新氏から、
「あえて女性の定年後については書かなかった。
女性についても書くと、論点がぼけてしまう.
女性の定年後もこれからはクローズアップされていくだろう。」という
趣旨の発言がありました。
昨日もそうでしたが、最近、講演をされると女性の参加者も多くなり、
取材の記者も女性の方が来ることも多いそうです。
これからは女性も当たり前のように「定年」を迎える、
そんな時代になるので、「女性の定年」についての本も
増えてくるのかもしれないです。
楠木 新氏の講演で「こころの定年」という話がありました。
この言葉は楠木 新氏の造語とのことでした。
「こころの定年」とは、定年を迎える前に、会社での仕事に悩み、
意味を失いかける状態だそうです。
この「こころの定年」という言葉を聞いて、
「あ~、私の今の状態、まさしく『こころの定年』だ」と思いました。
母の死、私自身の入院、そして人事異動で、
私は今の職場で働いていくことの意味がわからなくなってきています。
責任感から仕事はしっかりとやってはいますが、
満たされない想いがあって、
このまま定年まで流されていってしまっていいのだろうかと
もやもやとした気持ちでずっといます。
「こころの定年」を乗り越えるには、主体性を持つことが大事で、
現役時代から「もう1人の自分」を育てることが必要だそうです。
もう1人の自分がいると「会社」の自分もイキイキしてくるそうです。
別のものではなく、つながっていて、
一方がよくなれば、相乗効果でもう一方もよくなる。
そして、自分がイキイキと輝いていかれるそうです。
60歳で定年を迎えてから動くのでは遅くて、
現役のうちから、50代から動き始めなさいと言われました。
定年まであと3年半弱の私は、今動かないと、手遅れになりそうです。
心の中で漠然とやりたいと思っていることがあるので、
すこしずつ動いてみようと思います。
今回、このセミナーに参加して、
楠木 新氏の講演を聞くことができて、とてもよかったです。
行間から読み取ることのできなかった想いに気づくことができました。
私自身で、どんどん動いていかないと
あっと言う間に60歳、定年になってしまう
しっかりと仕事はやりながらも、
自分のための時間を確保して、動いていこうと思います。
まずは、最初の一歩から…。
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