ブログを御覧いただきありがとうございます。津軽三味線奏者の佐藤壽治です。
普段から本を読む習慣がある人は、より多くの経験を読むことで積み重ねることが出来て、予備知識の段階で自分の経験を照らし合わせて、あたかも自分が経験してきたかのように再現する事が出来るんだとか。
ある種の天才しかできないよ、と思う話なのですが書かれている内容によっては再現できると思う。
再現する事に特化させた本もたくさんあります。
料理のレシピ本などがその種類に入ると思います。
よく読んで材料を買ってきて時間や温度に気を使って作ると、その本を書いた料理人が作ったかのように仕上げる事が出来ます。
当然、下地に作る本人の料理を作るためのスキルの積み重ねも必要です。
しかし、その積み重ねの限界を読書によって飛躍的に高める事もできるんです。
読書って素晴らしい。
そして、会話や講演会も素晴らしいです。
直に会って話を聞く事で話をした人の経験が自分に移ってくるのだ。
しかもその人の表情に肉声、体温などの情報付きなので、余計に話が実体験に近くなることがあります。
さて、わたしは「津軽三味線だったら」という思考を常に持って話を聞くようにしてます。
話の軸になるものや話す人の本意を自分が分かりやすくなるように例えて聞くようにしています。
それも結構細かいところから気にして聞きます。
例としてある人がある人をわたしに紹介してきた時。
なんでこの人とこのタイミングで合わせる事にこの人は決めたんだろう?
なんでこのタイミングでこの話をするんだろう?
この人と縁をつないでどんな結果になるんだろう?
こんな感じで話を聞きながら疑問を作ります。
津軽三味線の即興演奏でフレーズの展開を演奏中に考えているとお導きのように思っていた流れと違う方向に曲が進んでいく時があります。
なんでそうなったのかは分かりませんが、その後につなげたフレーズが今まで思っていた場所ではないところで出て来れるようになるなど、結果として良い悪いはありますが新発見をする時があります。
津軽三味線の世界は無限であると言われているように感じる瞬間でもありますが、この新発見をするために準備されたフレーズたちがいてその結果がわたしの津軽三味線の即興演奏の懐をより深くしてくれたんです。
例にあげた人からの紹介の先にもそういう流れが隠れている時があります。
良い結果も悪い結果もあるので、紹介してきた人が良い人になる時も悪い人になる時もあります。
悪い時は切り捨てればいい話なのと、今後はそういう雰囲気を持って接する人がいたら距離を置けばいい話として知識になりますよね。
「なるほど、こういう勉強をしろって事だったんだね。」
巡り巡ってつながる事ってたくさんあります。
なんでつなげてくれたのか、どうやってつながったのかは分かりにくいものです。
なにかに例えて分かりやすくしてくれればと思うのですが、そんな説明をしてくれる人がいるわけありません。
自分でなんとかしないといけないのですが、時間と経験の回数が必要になる話であれば時短方法を考えないといけないわけで…
そこに一番効果を発揮するのが読書や講演を聞く事なんだと思ってます。
先日も、ふくいアーティストクラブである先生に講演会をしてもらいました。
短い時間でしたが、自分が今まで経験してきて興味を少し持っていた話が講演会につながり、より深い知識を得られました。
この日につながったという不思議なんですけど納得の日になりました。
自分の得意分野では深い経験をしています。
人が感じられない部分まで感じる事が出来るようになってるので、それに当てはめて考えるとこういう気付きに巡り合う事が多いように感じます。
釣りは感じませんけど…釣りで感じていたら日本一釣る人になってもおかしくないんですけどね_| ̄|○
ではまた。