ブログを御覧いただきありがとうございます。津軽三味線奏者の佐藤壽治です。

「津軽らしさ」
どこの大会に行っても必ず出てくると言っても過言ではない言葉。
他には「津軽を感じない」「津軽の雰囲気がない」など。
では「津軽」とは何でしょう。
表現できない雰囲気?
田舎臭さ?
泥臭さ?
垢抜けないところ?
どれも違いますよね。
私が思うところの津軽らしさとは人情の根底にあるものと理解してます。
名の売れた津軽の芸人たちの魂や根性です。
人の事は賞賛するけど真似はしない。
自分という個の表現を貫き通す姿勢があるかないか。
ここに津軽らしさが詰まってます。
自分の三味線(道具ではなく演奏法)をひたすら突き詰めていく。
誰がどう演奏しようが関係ない。
自分の気持ち、魂、肉体はこうじゃないと燃え立たないんだ…という表現の特殊さ、特異さ、オリジナリティの塊。
自分という感じ、雰囲気を演奏に出せませんか?師匠の真似はもうおしまい。次のステップに進みましょう…と説明したら分かりやすいと思うんですよね。
抽象的過ぎて伝わらない話は並べない方が未来のために良いと思います。
そんなものは耳と肌と魂で感じるものだ、という時代ではありませんから。
基本は説明できること、文章化できること、理論や理屈が確立されている事が大事にされる世の中です。
しかし、当然肉体と魂で感じて覚えないと神がかりな事は出来ません。
何ミクロンの精度や百発百中の的中率なんてものを機械ではなく人間が行えるのはそういう事です。
何千回より何万回が優れている、そういう世界だってあるし、あっていいと思います。
わたしはそういう世界で生きてますし、今でもこれからも繰り返しをしていくと思います。
ただ、それを説明できないわけではないでしょう。
なんとなくでも感じる部分があって、それを伝えるために言葉があるのですから便利に使えばいいじゃないですか。
観て盗め、感じろ、そういう基本は分かっている上でもがいてる人もいるし、それが若くて未来が永く明るい可能性だらけの人もいるんですから。
遺せるものは全て託したい。
そういう気持ちがあれば伝え方も変わると思いますがいかがでしょうか?
って、面と向かって話したら怒られるんだろうな〜。
ではまた。

