なんで?を考える | 津軽三味線奏者 佐藤壽治の徒然日記

津軽三味線奏者 佐藤壽治の徒然日記

主に佐藤壽治の日記、重造会の活動など紹介。

宣伝活動、演奏やお稽古について書くこともありますが、大半は日々気が付いた事を書いています。

余計な記事は読みたくない方もいるとは思いますが、お付きあいよろしくお願い致しますm(_ _)m

ブログを御覧いただきありがとうございます。津軽三味線奏者の佐藤壽治です。

 

 

なんでそんな狭い場所に入ろうとするのか。
以前から不思議に思っていたのですが、猫は狭い場所に好んで入ろうとします。
「四方を囲まれている場所などは身を隠す、身を守るのに適していて安心するから」という理由であったりするらしいです。
 
そして最近知った新説は「猫は自分が大きくなったことを自覚していない」という説。
そんなばかな、と思うのですがそういう風に言われてみれば思い当たる節が…
袋でもなんでも中に入ろうとするのは、過去に入れたので今でも入れると思っているらしいです。
 
 
「なんで?」と思ってきた事を調べて答えが見つかると楽しいものです。
三味線だって一緒です。
 
師匠から習ったとしても「なんで?」は生まれます。
すぐに答えにつながる事もあるでしょうけれど、だいたいの事は参考にして自分で答えを導き出しているものです。
ヒントを出す、きっかけを作るのが師匠のお仕事です。
師匠の仕事ってじつは答えを出してあげるのが仕事じゃないんですね。
 
答えを出してあげる、というのは相手は自分じゃないので難しいです。
うつってくれる人もいますけど、そういう人はわずかの存在です。
なんでそうなるの?と思う人の方が多いわけで、それを教える側が飽きずに【この音だよ、この音だよ】と手を抜かずに目の前で出していく事になります。
 
答えになる【この音】は師匠は出せるわけです。
同じ人間なので、相手も出せるはずです。
 
たまにやるんですが、お稽古中に生徒さんの三味線と撥を使って演奏して聴かせる時があります。
道具に対しての信頼を上げる目的もありますし、技術によって引き出される音を体感してもらう目的もあります。
答えの【この音】は生徒さんの三味線と撥からも出る事をわかってもらってお稽古に励んでもらうわけです。
でも簡単に答えは出ません。
 
「なんで?」でしょう。
不思議ですね。
「なんで?」を考えると答えは見つかるはずです。
その結果諦める事もありますが、出来るようになる事もあります。
新たな道が見える事もあります。
 
 
 
 
 
 
いつでも「なんで?」を考えてお稽古すると良い事が起きると思います。
ではまた。