応用をすべきか、基礎をすべきか | お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、戦国シンフォニックメタルバンド「武士メタル~Allegiance Reign~」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

 首都圏の中学受験まであと80日を切りました。大学受験、高校受験の方も目前に迫りつつあります。

 この時期になると、模試の結果が気になるころではあります。(主に親御さんが)不安を感じ、ビビりまくる状態になります。まあ(息子、娘の)人生がかかっているのですから、当然です。

 守りに入って、基礎を固めるべきか、やはり志望校を狙いきって応用分野にも手をだすか。これが残り数十日ですととても重要です。どちらの戦略ももちろん、アリなのです。ですが、それはその子の性格や現在の状態と相談して決めなければいけません。

 コツとしては、基礎固めだけ、応用だけ、という極端なシフトがよくありません。どちらの要素も日々のカリキュラムに入れておくのが良いです。塾のクラスによっては、どちらかしかしない場合があるので、そこのバランスをとる課題を家でやっておいた方が良いでしょう。

 またおススメとしては、偏差値があまりに高く、可能性がない、と言われてもなお行きたいくらいの学校であれば、思い切って応用分野にも手をだし、挑戦してみることをおススメします。

 やはり人間、応用をした方が、意識が高くなり奮闘できます。泣きながらでもやった方が、後の人生にとって大きなものが残ります。人間、不安も実力のなさもかなぐり捨てて、とにかく『挑戦した』ということが、最も自信につながるのだと僕は思います。

 もちろん、基礎固めをするだけして受けても、中学受験などであれば受けるのは受験料さえ出せば受けられるのですから受ければいいのですが、それでは本当に単なる記念受験になってしまいます。難関校への合格の可能性を少しでも残そうと思うのであれば、応用内容はしなければいけません。

 基礎ばかりで固めていくか、応用にも挑戦していくか、は現実的な判断が必要であると同時に、今、ブレイクスルーの可能性を信じて攻めるか、諦めて護るか、という人生の縮図のような決断であるのです。

 ぜんぜん基礎が身に付いていない子に応用をさせるのは、やっても身に付かず、まさに時間の浪費になります。が、本人の意志に挑戦の意図があり、解答と格闘しながらでもやる覚悟があるのならば、1日1問でも良いので、算数や理科の応用問題をすべきでしょう。受験というよりは、人生レベルで意味があります。

 その意志が本人に無い場合は、周りが強い(すぎ)るのは危険です。本人の自覚を待ちながら、中高での目覚めを待ちましょう。目覚めのためには、不合格もよいきっかけになります。ただ、志望校に不合格の場合も経済的に許せば、どこかの私立をおススメはします。公立中は地方や学校による格差が大きい上、制度にまだ問題が山積しているので、まだ現時点では僕はあまりおススメはしていません。
 
 
 以上のことをふまえても、今までの経験上、攻めている子の方がなぜか結果がよくなることも付け加えておきましょう。どちらにせよ、ここから受験日当日までにできることはもう多くはないです。

 どうすれば後悔がないのか(親御さんが、かw)、ここにポイントを絞り、親御さんがいたずらに不安がり、お子さんの足を引っ張らないようにお願いしたいところです。

 周りの変わっていく風景よりも、自分の中の満足感を大事にしてほしいと思います。

 いつも読んでくださってありがとうございます。



お問い合わせいただいたメールに返信はできていますでしょうか? 迷惑メールとして処理されてしまって届いていないということがたまにあります。僕は1週間の間に必ず返信は行いますので、1週間経ってもこない方はお手数ですがもう一度しっかりタイトルなどもいれて送っていただければと思います。問題集に載っているアドレスの方にだしていただいても構いません。


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