のびのび勉強やってるな、と思う瞬間があります。もちろん、その子にとっても勉強は辛いもの面倒くさいものの1つでしょうが、それにしてものびのびやっている、と感じるのです。やはりそのようになると、成績は伸びてきます。
以前、そのように感じた子で特徴的な物事のひとつが、「テストで悪い点でも特に何も言われない」というものでした。悪い点をとってきたときに、どういうリアクションをするのか、それが受験にとっても親子関係にとっても最も大事なことであるように思います。
その子の家庭では悪い点でも「ふーん」で終わります。「まあしょうがないね」と。いい意味で脱力しているのです。無関心ではありません。うちの親も似たようなところがありました。
ドラえもんののび太の家庭のように、ガミガミでなくとも、何かしら結果に対して小言なり嫌味なりしてしまうのが人情でしょう。それは良くなってほしいという親の愛情でもあります。
ただ、親御さんの方が必死になりすぎて言いすぎてしまうことが多いようです。特に最近は増えているような気がします。子は別人格であり、親とは違う人生を歩むのだという冷静な前提は必要である気がします。その上で、大きく育てていただきたいです。
悪い点をとってきていろいろと言われてしまうと、「逃げ場」がなくなるのが子供たちの特徴です。塾でガミガミ言われるのならば、家に帰れば逃げられます。また、いいスイッチの切り替えにもなるでしょう。また、塾はそれが仕事です。
これが家庭でも似たようなガミガミ現場ですと、子供たちは逃げ場を失うのです。そこから追い詰められて窮鼠猫を噛むの要領で伸びていける子など今の時代ではいないでしょう。
その判断の基準は、毎月の大きなテストをどう思っているか、で図れます。怒られてばかりだと、「いやだな」「来てほしくないな」と思っているものです。
それはすでにプレッシャーに負ける条件が揃っていることになります。ますますしょーもないミスを連発し、ますます実力は発揮できなくなってくるでしょう。この連鎖を断ち切らないと、うまくはまわりません。
やはり家庭は最後まで「あたたかく」「安心できる」場であってほしいと思います。その場の神官のようなものが、お母様という感じではないでしょうか。
子供たちが、一体どのような気持ちで中学受験に臨むか、それを考えてほしいと思っているきょうこのごろです。
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