さて、シリーズ『なぜ勉強をしなければいけないのか』です(笑)
段階レベル②はこんな感じです。
Q,『なんで勉強なんてしなくちゃいけないの?』
A,『やったほうが楽しくなるから』
これはまだ小学生の子たちや、純粋性をまだ色濃く持っている子によく言う言葉です。『勉強は本来楽しいはずだ』、という僕なりの哲学から来ています。
勉強の『最初』はどこにあるか。これはギリシャ時代の支配階級にあります。よくでてくる、アリストテレスだ、ソクラテスだ、とかのあのカンジですね。
彼らにとって勉強は『遊び』でした。農民とは違い、支配階級である彼らは朝から晩まで働く必要がなく、比較的暇でした。そうすると、人間、好奇心のままに身の回りのものを思索し始めます。『三平方の定理』や『円周率』などもこのあたりで発見されています。つまりは、すべてそういう人たちの『あぞび』の延長が学問なのです。これは僕のように理系畑の人間には非常によくわかります。
ですので、すべての勉強には『遊び』の要素があります。つまり絶対に『楽しめる』はずなのです。
楽しむためにはある程度の素養が必要です。楽しむために、めんどくさい『計算』や『漢字の書き取り』などがあります。
また、漫画やゲームが日本ほどはやっている国はありません。それは世界的にみても驚異的な識字率に現れているように、『教養の高さ』が日本人にあるからです。日本ではホームレスの方ですら読み書きができます。これは世界的にみると奇跡に近いことです。漫画やゲームが楽しめるのも、勉強のおかげといえます。
さらに、勉強をすればするほど、こうした漫画やゲームなどもより深く『楽しめる』ようになるのです。漫画やゲームを深く読んでいくことを僕もたまにしますが、それを子供に話してあげると喜びます。
だから、最初はつらいかもしれないけど、ある程度やってしまうとかなり人生を『楽しむ』きっかけになりうる、ということを言っていきます。
先日の段階①の話し方とは違い、これはけっこう理想論が入ってきます。親御さんはこういう論法で話す方が多いのではないでしょうか? ただ、これをそのまま話して理解できる子は相当成熟しています。1割くらいの子にしかこの話は理解してもらえません。やはり、先日のように『よりリアル』な切り口のほうがキク子が多いとは思いますね。
子供に話すときはどうしても、その子の成熟度にあわせていかないと届かないですね。僕もよくはずしてしまいますが、人間の『個性』とか『性質』といった見えないものを見る努力と習慣が必要ですね。
あ、それでは今日はこの辺で。いつも読んでくださってありがとうございます。
お勉強BLOGЯanK
いつもクリックありがとうございまーす。