以前にも書きましたが、この時期は高1生などは『文系理系の選択』を迫られる時期でもあります。これがけっこうはっきりしない子が多いのです。
まあ、選択を迫られてどっちにしようと迷っても、3月には決めねばならず、十分に迷えないかもしれません。十分に悩むことがここでは大事なのだと思います。
僕は高1のころ、やはりこういう選択を迫られました。当時の僕は数学がまったくといっていいほどできず、定期テストでちゃんと勉強しても40点くらいで落ち込んだりしていました。まあ普通に赤点もありましたね。外部模試の実力テストで、200点満点なのに、友達に100点差をつけられたこともあります。勉強していないならまだしも、きっちりやっていましたのでショックも大きかったです。
逆に英語や社会は、やればやるほど点が伸び、好きでした。特に社会は歴史も地理も90点以上を連発していました。ついでに、国語もけっこう得意……それで、学年10位近辺。楽に東大を狙える位置です。どう考えても文系だと、友達にも言われましたし、先生にも言われました。
でも僕は(ちょっと迷ったけど……)、理系を選びます。生物が好きで、その研究がしたかったからです。生物を通じて、世界の深い知に迫れるんじゃないかと本気で思っていました。分子生物学が華やかなころで、絶対にその研究がしたいと思っていました。
ま、そのためなら「数学ぐらい、猛勉強でなんとかしたるわい!」と思ったわけです。結局、数学はなんとも最後までなりませんでした(笑) でも国立大学だと科目数が多いので、他教科でカバーしやすいので助かりました。そういう戦略は練るべきでしょうね。京大だとたぶん落ちてます。
それに、そのころ数学を猛勉強したことで今の算数指導に結びついているわけでして、人生何が役にたつかわかりまへんなぁ、というカンジです。「算数単語帳」が生まれるきっかけにもなってます。
苦手科目や成績で好きな方向とは違うほうに行くのも、確かにひとつの人生です。が、若い時分のたった2,3年間くらい苦労しに行くのもよいかもしれませんよ。
あ、それでは今日はこの辺で。いつも読んでくださってありがとうございます。
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