僕は生徒の『なんで勉強なんてしなければならないの?』という問いに対して、結構たくさんの答えるパターンをもっています。それを子供さんのレベルに合わせていってあげる感じです。まあ、精神レベルとでもいいましょうか、成熟度にあわせて言い分けていくのです。僕より成熟度の高い子にはまったく通じないのですけどね。
今日は成熟度段階レベル①の答え方です。
Q、「なんで勉強しなきゃいけねーんだよー」
A①,「大学(中学、高校)にいけるから」
はい、もっとも現実味にあふれた答えです。下世話な答えといってもいいです。まあ、怠惰なだけの子にいうことが多い答えです。男子中学生に多いかな?
これは「勉強なんてなんの意味があんだよー」という問いかけが、「単にさぼりたいだけ」であることがわかる場合に使います。
僕は「勉強がやりたくない」「勉強が嫌い」は認めますが、「勉強なんて意味がないからやりたくない」は認めません。大学にいけるんだから意味は明らかにあります。
これは勉強がやりたくないことへの誤魔化しであることが多いような気がします。やらないことへの正当化、といってもいいかもしれません。同様に「社会で役にたたねーじゃん」といわれても、「そのためにやってんじゃねえよ。入試受かるためにやっとんじゃ」といいます。
僕はそもそも『意味のあるなし』でこの世は動いていない気がするのです。だって、本当に意味があること、ってなんだかわかりますか? 僕にはよくわからないです。僕らが恵まれた日本で生きて、石油とか電気とか使いまくって地球を蝕んで生きて、他人が作った食材でご飯を食べてう○こすることが意味あるのでしょうか。『意味のあるなし』を考えてしまうことは、無駄なことはしたくないという大人的な近代合理主義に毒されているともいえるのではないでしょうか。
意味がない、という意味では、子供たちの大好きなテレビゲームやテレビのほうが意味はないでしょう。意味のあることしかしたくないならば、なぜそんなことをしているのか? 本当に彼らにとって『意味がある』といえるのは学歴がついてくる『お勉強』のはずです。つまり、そんなことをいっているのは、こういうとかわいそうですが『現実逃避』にすぎません。
そういう子に限って勉強のできる子を揶揄したりします。ひがみます。あまりよろしい精神性には思えません。
現実をみると、『勉強をするべきか』『嫌だからしないのか』の選択肢があります。どちらを選んでもよいと思います。塾や学校に来ておとなしく勉強することが、必ずしも正しいかどうか僕にもわかりません。でもその選択肢とは向き合ってほしいものです。『やる』か『やらないか』はきっちり決めてしまうとよいと思います。ただし、その選択で自分の未来がどうなろうと、自己責任の覚悟が要ります。
今は未熟でよくわからないから、今は『とりあえずやっとこう』。いいではないですか
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とまぁ、へビィでおもーいカンジになるのです。この段階①は。しかも大半の子がこの段階。僕は本音をぶちまけてしまうので、(極力面白いカンジで言いますが……)小学生でもけっこうメッセージが入っていきますね。『勉強は役に立たない』に関しては段階の高いところに僕の本当の意見があります。
皆さんもご意見等あればどしどしくださいね。
いつも読んでくださってありがとうございます。
お勉強BLOGЯanK
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