成績が伸びる子のノート | お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、戦国シンフォニックメタルバンド「武士メタル~Allegiance Reign~」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

昨日はノートの話で盛り上がりました。うちの小6生はノートを写すのがめんどくさいようです。

 僕は図や絵をバンバン書く方です。そうすることで覚えてほしいですし、自分で書かなければわからないことも多いです。ただ、僕の話を食い入るように聞き、それだけでほぼ覚えてしまえる子もいたりするのは事実です。「ノートは絶対にきれいにとれ」、と僕は自信を持って言うことはできません

 さて、このブログをはじめたころに「東大生のノート」を取り上げたことがありましたが、成績優秀者のノートはかならずしもキレイではありません。僕はいままで何人もの成績優秀者のノートをみせてもらってきましたが、そんなにキレイな子はいません。

 ノートをとらなくても伸びる子はいますが、逆に絶対に伸びないだろうな、というノートの子もいます。

①板書を写すのが遅い
②必要以上にカラーを使う

 このどちらかにそういう子はあてはまります。丁寧に書こうというのが強すぎたり、不必要にカラフルにする子はだいたいあんまり伸びないですね。授業の内容が全然聞けないからです。まあ、楽しくノートをとろうというのはわかるんですけどね。否定はしたくないのですが、ノートは2色か3色がまとまりがよいですね。僕はいろいろ試行錯誤して、1色なんて時もありましたが、2色の時が一番伸びました。また、3色ボールペンがかなり使えますね。

 「東大生のノート」をこないだも少し立ち読みしました(そろそろ買おうかな?)が、成績優秀者に共通する本質的なノートの取り方は「自分用にカスタマイズされている」ということです。まず板書をただ写している子というのはいません。
 自分が覚えやすいよう、自分が使いやすいように構成されているのです。ただ、受け身の授業ではないということです。ノートといえどそこに若干のオリジナリティが入ります。

 さて、ここで問題なのはなぜ伸びない子が「丁寧に書こうとするのか」です。本来自分しかみないはずのノートを不必要に丁寧に書くことは無意味です。成績の伸びとは関係がありません。

 それは公立小中学校の悪しき伝統にあります。日本教育の過保護主義といってもいいでしょう。

 あ、長くなったので続きはまた明日で。いつも読んでくださってありがとうございます。 
 


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