字が汚いです。ーーそれをどうすべきか | お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、戦国シンフォニックメタルバンド「武士メタル~Allegiance Reign~」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

  今日は僕の「字」にたいする考え方を書いておこうと思います。

 すでに「学なし母~」で暴露されてしまったように、僕は子どもの頃から字が汚い子どもでした(笑) というか教える側となって今考えると、小学男子のよくある「汚さ」かなと思います。

 昨日、母親はそれにたいしてどう対応したのか、というのを聞きましたら「いうても治らんかったし……」と苦言で終わりました(泣)
 まあ、習字もいってましたし、「字の形」は結構、かっこいいんじゃないかなぁと思ったりするんですけど……いやでもない……か汗今でも板書はものすごく苦労してます。カラーリング(赤ペンや青ペンの使い方)のセンスは自信あったりするんですが……。ただ、略字とかは一切つかいませんし、字のサイズも大きいですから苦情はこなくなりました(笑)
 
 あと、は好きなのでかなり好評です。クレヨンしんちゃんにはじまり、悟空にマリオにドラクエのモンスターとか、新しいものもアニメを見ながら描いてたりします。だから日々レパートリーは増えてます。『NANA』とか『らきすた』も書けます。一昔まえは『りらっくま』にハマりました(笑)算数の問題で『A君』をしんちゃんにすると必ずウケます。

 おっと、横道にそれましたが、うちの母親はこのことに関してはあまり口うるさくありませんでした。確かに、僕も経験上わかりますが、汚い字は「言っても治らない」のが普通でしょう。ですから、『他人に読んでもらう』字、テストの答案や作文などの時以外はあまり言う必要はないかな、と思います。言っても無駄というのが正しいですかね。

 ですから僕は逆にそういう機会を意図的に増やしてます。受験科の子たちは前に式ごと答を書かせて皆の前で「どこが読みにくいか」をジャッジ大会したりします。これは効きます。皆の生の感想が聞けますからね。そのうち前に書くときだけキレイに書いたりしてくれます。その字を答案にも書くようになります。

 また、計算テストなどで「交換して丸つけ」も他人、しかも身近な友達に字を読んでもらわないといけないので、かなり改善されます。「読めんかったらバツでええで~」とも言ってますし。

 僕は高3の時に以前出てきた恩師のO先生に呼び出されまして字に関して注意されたことがあります。
 机の上に学年2位の子の受けたてホヤホヤの模試の答案用紙がありました。その隣に僕の答案用紙です。その子は決してキレイな字ではなかったのですが、僕のと比べ、明らかに「受かりそうな」字でした。
 
 「お前の答案には『受かろうという気迫』がない」
 
 と言われ、愕然として帰ったことがあります。O先生は受かりたいと願うなら、採点者への心遣いとして「最低限の字」はあるだろうと。それが「想いやり」であろうし、大事なことであろう。そう言いたいのだと解釈し、今日までいます。

 それ以来、僕は『テスト用の字』を開発しています。『読んでもらう誰かのための字』です。その字で受けた模試で僕はいきなりあり得ないほど高い点数をとりました。そしてそのまま大学に受かりました。
 
 子どもたちにも『誰かのための字』を積極的に書いてもらうことにしています。それを分かりやすい形にすることが大切かなぁと思っています。ラブレターとかわかりやすいなぁ。やはり告白でメールはダメですね(笑)

 あ、長くなったので今日はこの辺で。僕のテスト用の字にはまだこだわりがあります。それはまたおいおい……。
 いつも読んでくださってありがとうございます。


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