そろそろ1月受験の結果がわかり始める時期ですね。やはり気になるのはダメだったときです。
僕が担当している生徒でかに座の男子がいます。以前ここにも出てきた、第1志望に受からなければ公立に行く、という子です。
彼のおうちはお母様が大変熱心で、こちらも頭が下がるくらい、調査や説明会などの分析ぬかりなしです。きっとふたご座かな?あ、しし座もあるな? なんて(笑)
その分、過保護ぎみなところが気になるところではありました。
彼は低学年の時の小学校の担任の先生とウマが合わず、授業中はずっとぼーっ(@ ̄ρ ̄@)zzzzとしていたそうです。その先生にひどい扱われ方をしたのは僕が見てもわかりました。子供の割にストレスが半端なかったからです。
おかげで僕が彼の担当になった4年授業開始時はそれはもうひどい有様でした。
まず、人の話が聞けません。すぐに授業中も席を立ちます。要は他人に関心が著しくないのです。ムカつくことがあると、友達を辞書でぶっ叩いてました。人の痛みもわかりません。
面白いことがあると、でっかい声でいつまでも笑っています。最近多い、いわゆる空気が読めない子ですね。本人の中ではなんの悪気もないのがまたやっかいなところです。
僕も彼らの小4当初は毎回、ひやひやモノでした。何度、呼び出して彼の意見を聞き、喧嘩の仲裁をしたかわかりません。お母様とも何度も話し合いました。たぶん、そのたびに家で怒られていたと思います(笑)
その彼ももう6年。見違えるほどしっかりした子になりました。結局、僕から見て、小学校低学年時に「きちんと人の話をきく」という習慣がつかなかったために、そのままずるずるといってしまった感があります。でも、よくもまあここまでまともになったなぁ、と思っています。まだ調和は乱しますが、それはこれから、中高時代に痛い目をみて学習していくことでしょう。それでいいと思います。
お母様は1月受験をしないつもりでした。体力的なところと、受かってもどうせいかないからという理由でした。それは戦略的にアリです。
しかし、彼は「受けてみたい」と言い出しました。「どんなものか経験してみたい」と。かに座で無駄の嫌いな彼が成長した証です。1月受験が彼の中で無駄ではなくなったのでしょう。
「やりきった」といって帰ってきたそうです。そのセリフは受け身ではなく、自分の意思で受験をしたことの証です。不合格でしたが、これは2月の受験につながるでしょう。ちょっと志望校が高いのと、偏差値がやや低い中学を馬鹿にしている感があるのが気がかりですが。
あと国語も……。いつか書きましたが、人に関心がない国語ができない、なんですねぇ。逆は成り立ちませんが。
まあ、どちらにせよ、受かっても、落ちても、彼の成長には大いにプラスになります。いや、もうなってます。それが親としてはもっとも喜ぶべきところである、と思います。
が……、やっぱりうかってほしいんだなぁ……。
あ、長くなったので今日はこの辺で。いつも読んでくださってありがとう御座います。