熱盛 | 副住職&若坊守の奮闘日記【第二章】〜住職&坊守編〜

副住職&若坊守の奮闘日記【第二章】〜住職&坊守編〜

浄土真宗本願寺派のお寺の副住職&若坊守がお寺の日常をつづって参りましたが、一昨年より急遽、住職&坊守の立場となりました。
より奮闘する日々を、気ままにつづって参ります。

2年ぶりに、


夏の高校野球地区予選が開催され、


全国で熱戦が繰り広げられています。



京都府予選、


“平安”(龍谷大平安)


二回戦敗退。



ネット動画で観戦しましたが、


残念な結果に。


それでも、


平安健児の皆さん、


相手好投手(乙訓 北見くん)を相手に、最後まで粘りました。


本当にお疲れ様でした。



平安が夏の府予選二回戦までで敗退するのは、


1995(平成7)年まで遡ります。


私が、平安の一年生の時。


クラスメートの川口知哉が一年生で先発し、初戦で斉藤和巳を擁する南京都に敗れました。


原田監督就任2年目、先を見据えた勝負でした。


試合後、OBや平安ファンに取り囲まれ、監督が怒声を浴びせられたのは語り草です。


その二年後、甲子園へ春夏連続出場、夏は準優勝と、低迷期にあった平安を復活させました。


私は、軟式野球部。


硬式野球部の応援に、


炎天下、クソ熱かった甲子園のアルプススタンドで感じた感動は宝物です。


平安が不甲斐ない負け方や、試合をすると、球場はもちろん、ネット(掲示板など)が荒れます。


ひどいもんです。


高校生に対する言葉として、限度を超えたものまであります。


普通の人が見聞きしたら、理解不能と思います。


ただ、それが “平安” なんでしょう。


OBに限らず、平安ファン、


昔から、人生を平安愛に捧げてる人がたくさんおられます。


人は、オールドファンと呼びます。


私のころは、スタンドで自前のハッピ着て、鉢巻巻いて、平安の文字の書かれた扇子を両手に携え、笛を吹きながら踊っているご年配の方がおられました。


負けたら、涙を流す方もおられました。


自転車で通学していると、


丸坊主の私を見て、


「平安頑張れ!」


「今年は頼んだぞ!!」


知らない人からたくさん声もかけられました。


ある時、


「僕、軟式野球部です!」


って言ったら、


「軟式も一緒や!」


「頑張れ!」




わけがわかりませんが、


それが、



平安です。



昔を思い返しても、今の掲示板の書き込みを見ても、つくづく、面白い学校です。



平安が甲子園に出ると、京都の街が盛り上がります。


平安のユニフォームの両袖には、


“京都” の文字がありません。


理由は、


胸の5文字


HEIAN


だけで、京都ってわかるから。


「それが誇りよ。」


高校時代、軟式野球部の先輩に教えてもらいました。


三年生の皆さん、胸を張って今後の人生の糧としてください。


一、二年生、原田監督と共に日本一(ここは譲れない)目指して頑張ってください。


罵声なんか気にしなくて良い。


見返す気持ちなんかいらない。


只々、平安で野球が出来ることを楽しんでください。



最後に、


それぞれの高校に、ドラマがあります。


全国で2年ぶりの夏の予選。


コロナ禍で悔しく辛い思いをした三年生。


勝っても負けても、全力プレーを!


全国の高校球児の皆さんを応援しています。







人生色々ありますが、


住職(バスケ部)、私も


頑張ります!!







なんまんだぶつ、、、  (副住職)