我慢 | 副住職&若坊守の奮闘日記【第二章】〜住職&坊守編〜

副住職&若坊守の奮闘日記【第二章】〜住職&坊守編〜

浄土真宗本願寺派のお寺の副住職&若坊守がお寺の日常をつづって参りましたが、一昨年より急遽、住職&坊守の立場となりました。
より奮闘する日々を、気ままにつづって参ります。

昨日に続いて、外は雨模様の一日。

比較的、朝晩の冷え込みが和らぎ、乾燥しがちな部屋の湿度も落ち着いています。

明日24日(日)は、

正玄寺の報恩講。

浄福寺では昨年12月に勤修しましたが、この度は正玄寺にて宗祖親鸞聖人759回忌のご法事をお勤めいたします。

朝席、昼席を予定していましたが、昨今の状況を鑑みて、朝席(10時〜正午)のみとします。

お斉(とき)は、お弁当を準備し参拝の方にお持ち帰りいただきます。



マスク着用の上、体調に配慮され、くれぐれもご無理のない様にお参りくださいませ。



阿弥陀様(南無阿弥陀仏)は、お寺に参らんかったら罰を与える仏様ではありません。


ただ今ここ。


皆様が口ずさむ「南無阿弥陀仏」の声となり、

何があっても見捨てず、抱き、導くはたらきの仏様。

このはたらきを、阿弥陀と申されます。

自分で自分を見捨てるようなことがあろうとも、阿弥陀様は絶対にこの命をお見捨てになりません。


  十方微塵世界の
  念仏の衆生をみそなはし
  摂取して捨てざれば
  阿弥陀となづけたてまつる
         『浄土和讃(弥陀経讃)』


どことなく暗く、どことなく殺伐とした、

こんなご時世だからこそ、

願わくば、一人でも多くの方が、

親鸞聖人が慶ばれたご法義(阿弥陀様の本願)を聴聞(ちょうもん)され、大切なお法りを通して “安心” を聞いていただきたい。


だけど今は、我慢の時でもあります。


コロナ禍が落ち着きましたら、

堂々と、法要のご案内をいたします!


ですので、

明日はくれぐれもご無理はなさいませぬように。


親鸞聖人のご遺徳を偲びつつ、仏徳讃嘆、大切にお勤めいたします。






ご講師は、





住職です!







約35年前の住職と副住職 






なんまんだぶつ、、、   (副住職)