ほんこさん | 副住職&若坊守の奮闘日記【第二章】〜住職&坊守編〜

副住職&若坊守の奮闘日記【第二章】〜住職&坊守編〜

浄土真宗本願寺派のお寺の副住職&若坊守がお寺の日常をつづって参りましたが、一昨年より急遽、住職&坊守の立場となりました。
より奮闘する日々を、気ままにつづって参ります。

こちら高梁市成羽町(たかはししなりわちょう)も朝晩の冷え込みが日増しに厳しくなってきました。
珍しく本日、快晴。
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ブログを楽しみにしてくださってる遠くは北海道、近くは地元の皆様、ご無沙汰していました。
久々の更新です。

お陰様で、寺内一同元気に過ごしています。
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今週の土、日曜日は、浄福寺において宗祖親鸞聖人のご法事 “報恩講” が勤まります。
ご講師には、広島県庄原市妙延寺より尾野義宗先生にお越しいただきます。

報恩講に先立ち、年に一度の仏具磨き、通称“おみがき”が門信徒有志の皆様により行われました。

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私は、午前中庫裡にてお寺参りのご縁、昼からは井原市のお寺へ布教に参らせていただいたため、全くノータッチ。
住職も不在(苦笑)
門信徒の皆様に全てお任せし、無事ピカピカの内陣荘厳と相成りました。

参加くださったあるばあちゃんが、仏具を磨きながら、ボソッと一言。
「ほんこさんだけは、参らにゃぁ〜なぁ」

脈々と受け継がれてきた伝統を感じるとともに、改めて報恩講をお勤めする意義を考えてみました。
報恩講の「講」とは、集いということ。
何の集いかといえば、「報恩」の集い。
親鸞聖人の恩に報いる集いといただくこともできますが、果たして私が親鸞聖人のご恩に報いる生き方をしてきたのか?できているのか?
少し考えただけで、
お恥ずかしいことです...
「報」の字には、しらせるという意味もあります。
恩をしらせる
受け身でいただけば、
“恩をしらされる”
親鸞聖人90年のご生涯を通して、親鸞聖人が何を私に伝えてくださっているのか、どれほど大切なみ教えを私にお示しなのか、ここを浄土真宗のご法義の上でお聞かせいたく法縁。
親鸞聖人のご法事通して、
“ご恩をしらされる集い”
私自身、このことが報恩講の大切な意義といただいています。

ご命日である1月16日(旧暦では11月28日)まで全国各地のお寺やご家庭で報恩講が勤まります。
浄土真宗の教えにご縁ある皆様、是非それぞれの地でご縁に遇われてくださいね。


〜浄福寺報恩講〜
■日時  12月2日(土)
             夜席   19時から21時頃
             12月3日(日)
             朝席   10時から正午頃
■講師  庄原市妙延寺住職
             尾野 義宗 先生
※ 2日はぜんざい、3日はお斎(精進料理)の接待があります。


有縁の皆様のお参りをお待ちしています。




なんまんだぶつ、、、        (副住職)