家族ぐるみで仲の良い親友のご主人が、オマーン
に出張に行ってきました。
親友がご主人とLINEしてる時、
「オマーンと言えば乳香！乳香を買うといいよ！」
と、誰も別に求めてない
アドバイスをしました。
オマーンには乳香のスーク（市場）があって。私のずっと憧れのdestination。
そしたら、優しい親友のご主人、私に乳香を買ってきてくれました
しかも、お店で一番クオリティがいいやつ！！だそう。
以前から乳香とかバホール（アラブのお香）が好きで、ネットで買ったり、東南アジアのアラブ香道の店
に行った時などに買って楽しんでいましたが、確かにこの乳香、見た目も白くキレイで見るからに純度が高そうだし、焚かなくてもすでに良い香りでプンプンしています！
これを、こういう高足のお香台で、燃やした炭の上に乗せて焚きます。
中東オタクで部屋がこんな↓だった結婚前の私、もちろんこのお香台も持っていたんです。
過去記事を探ったら、この時アラブ・チャリティーバザーで買ったらしい。
が！
トルクメニスタンへ引っ越す時に身辺整理してこのお香台も処分してしまったらしく？
どこ探しても見つからない。
上の写真の左に写っているミニチュアの方を見つけて、焚いてみましたよー！
いやー、やはり香りがすごく強くて、雑味がなく、よく煙が出ます！
2階の一室でやりましたが、3階まで香りが届き、後２、３日まで香りが残っていました。
パウダリーで甘くて、でもちょっと刺激のある乳香の香りは、オマーンの隣国、憧れの地イエメンを思い起こさせます。
実は私、2011年にイエメンのサナアにアラビア語留学しようとしていました。
そんなイエメンは、オマーンと並んで乳香を産出する数少ない国なんです。
私が留学予定だった語学学校。今見たらウェブサイトも消えていて、学校も先生もどうなってしまったんだろうなぁ…
語学学校の先生に連絡を取って、そこに留学していた日本人の子、サナア在住の日本人（全員でも8人くらいだったな）の方々、日本にいるイエメン人などと知り合って情報を集めて、航空券も取って、１〜2年暮らすための品々も買い揃え、それこそアバーヤとニカーブだって入手して、出発まで後2ヶ月を切るというところだったんですがね…。
突然、「アラブの春」が起こりまして。。。
え、まさか？と思う間にイエメンにも飛び火して。
あれよあれよと言う間にイエメン国内情勢が激悪化して、在留邦人には第三国への「退避勧告」、日本大使館も隣国へ移る、という事態になってしまいまして。
・・・泣く泣く、チケットをキャンセル。
あれ以来、本棚にあるイエメン関連の本はツラくて開くことができません。
情勢が収束したら出直そう！と心に誓ったけれど、「アラブの春」の火付け役だったチュニジアやエジプトなどがある程度落ち着いても、イエメンはISが跋扈したり、サウジに空爆され始めたりで、情勢は今日に至るまで悪化の一途をたどっています…。
私の方も、もう結婚してしまったし、子供もいるし、海外駐在暮らしだし、イエメン情勢が良くなったとしても何年も留学するなんてことはもうできなそうです。
そうそう、オットの会社のサナアにあるオフィスもその時期に閉鎖されてしまったので、サナアに駐在ってことも無さそうだしな。
でも今でも、世界で一番憧れの地です。
早く平和がイエメンに戻って、旅行者や留学生やビジネスマンが普通に渡航できる国に戻ってくれることを祈るばかりです…🤲
せめてイエメンの近くに行きたいと、トルクメニスタンからオマーンに旅行に行くことも考えたんですが、会社の規定や子供（当時娘が0歳）のこともあって諦め、オマーンにも行けていません。
（オマーンに駐在員を探している、という話もあって、かなり惹かれたけど！）
今回、思い出して過去記事（ほとんどアメブロ以前のFC2ブログで書いていて、引っ越したもの）を遡っていたら、イエメン留学前後の懐かしい時代の記事が出てきました。
2007年ごろからイエメンへ憧れがあって、乳香を買ったりイエメン映画を観たりしています。
具体的にサウジ以南の国に暮らしてみたい！と憧れが高まったのは、サウジ大使館でアルバイトをしたこの頃 「サウジに触れる＠ブックフェアー2010」
イエメン留学が決まった頃、オマーンを紹介するイベントに行きました。
都内にできたイエメン・コーヒーの店にイエメンフリークの知人と行ったこと
留学断念した後、マレーシアにイエメン料理のレストランがあると知り、ほぼそれ目的でマレーシアに。
番外編で
上の文中にもリンク貼りましたが、乳香の香台を買った時の記事に乳香について説明しています。
乳香の香りがする！と思っているTom Fordの香水を愛用しています。
長くなりましたが（いつものこと！）、乳香からつい色々（若くて活動的だった頃を！）思い出してしまったのでした。