今日は、私に初めてイエメンの良さを教えてくれたTさん(旦那様はイエメンを題材に写真集を出しているカメラマン)が関西から出てきてくれたので、彼女のご紹介で知り合ったサウジ人氏と一緒にお会いしました。
場所は、先日イエメン人が代官山にオープンした、「Mocha Coffee 」。
あ、ちなみに、どれくらい浸透しているのか分からないけれど、イエメンはコーヒー発祥の地です。
イエメンのモカという場所でコーヒーが採れたので、モカという地名がそのままコーヒーを指すことになりました。
皆様がスタバで「モカマキアートSサイズで」とかって注文している、あのモカの語源は、イエメンの地名なのですよーー!
とにかく、お店は代官山から歩いて5分もかからないくらいの、とっても良い立地でした。
かの有名なアラビア書道家、本田先生に書いてもらったというアラビア語の看板が目印。
店内は、細長いながらもサンルームのような開放感があって、なかなかコジャレてます。
いや正直、「イエメン」のコーヒーショップなんてマニアっぽいお店、もっと辺鄙なところで、ダサいくらいエキゾチックな感じのお店なのかなぁ~と思ってて。。。
「代官山」って聞いた時も、似合わなくないか?と思っていたんですが。。。
店内はイエメンともアラブとも日本ともヨーロッパともつかないニュートラルな感じで、代官山でオサレ気分を味わいたい方々にも充分に受けれてもらえそうな構えなのです。
店長のイエメン人氏は日本語がほとんど出来ず、イギリスで知り合って結婚されたという日本人の奥さんが対応してました。
いわく、2人ともカフェ文化の進んだイギリスに長くいたので、日本に無いようなカフェを作りたい、と思い、あえてどこかの国のイメージを打ち出すような感じにはしなかったとのこと。
私がもしこの手のお店をやったら、きっと満艦飾のゴテゴテぎとぎとアラブちっくな、私の部屋(↓)みたいなお店にしちゃって、
周りから浮いてただろうな・・・と思います。サウジ人も「もっとアラブちっくにすればイイのに・・・」と言っていました。
が、代官山という立地では、こういうお2人のニュートラル路線の方が成功するんだと思います!
メニューはこんな感じ↓
部族長のコーヒーってのも気になりますが、私は「ギシル」というものを頂きました。
(写真は、話が弾みすぎて撮り忘れ。。。)
ギシルは、みんなが飲んでいるコーヒーを作るコーヒーの実本体ではなく、それを包んでいる殻を煮出して飲む、お茶のようなもの。
イエメンでは実は輸出用にまわしてしまうので、国内ではこちらのギシルの方がよく飲まれるとか。。。
なんだか自分の国で採れるものなのに、現地の人が美味しい中身を飲めずに余って棄てる殻を飲んでるなんて最初に聞いた時はかわいそうな気もしましたが、イエメンでしか味わえないものとして、当地に行ったらまず最初に飲んでみたかったものだったのです。。。
が、代官山で、ファーストギシル、飲んでしまった。。。
見た目も味も、ハーブティーのようでした。
現地ではこれにショウガやカルダモンなどのスパイスを入れるそうですよ。
んーーたぶん、好きだな私。
この後、さらにTさんの友人でイエメンに住んでいたことのあるお友達も参加し、みんなで渋谷のトルコ料理屋に移動。
エジプト人のベリーダンサーの踊りをみながら、トルコ料理に舌鼓を打ちつつ、サウジやイエメンの話を咲かせる。。。という、私にとって大好きなものばかり集めた夢のような時間を過ごせました
余談ですが、世界で最初にコーヒーショップができたのはイスタンブル。
私は図らずも、コーヒー発祥の地と、コーヒーショップ発祥の地の両方に留学することになるんだなぁ。まるで「コーヒーの源流を求めて」。
でも私、紅茶党で、あんまりコーヒー好きじゃないんだよねぇ~~。。。
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イエメン・モカ専門のコーヒーハウス
Mocha Coffee
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