村から車では40分くらい。
これまた360度ひろがる雄大な大自然の中をドライブです。
中央アジアのポプラ林を思わせる林道もあれば、グランドキャニオン?みたいなむき出しの山が迫ってきたり
こ~んなリッパな、コウノトリの巣まで見つけちゃいました!
到着したベイパザルは、白い壁に黒い木枠の昔ながらの家並みが有名な街。
街としては3世紀ごろから存在したという、歴史ある街です。
ツートンカラーがシックですね。
ちょっとした観光地で、アンカラ周辺からトルコ人が遊びにやってきます。
白と黒の家両方を囲まれた細い道には、観光客向けのお店や屋台ズラッと並んで賑わってます。
並んでいる家は、レストランやホテルや博物館に改装されてます。
お店には、地元の特産品や近隣の村の手作りの食材が並びます。
ドライ野菜をぶら下げた乾物屋はトルコのどこでもありますが、面白かったのは、細かくしたドライ野菜を料理別にセットしたミクスチャー。
メネメン用、ドルマ用、キョフテ用、クスル用…などに分かれています。お湯で戻して料理に混ぜたり、そのままスープに入れたりすると便利で美味しいらしい。
こういう(↓)「いかにも村のおばちゃん」的な人が売ってる屋台は、トルコ人的には「お店より絶対美味しいはず!」って感じがします。私もここで野菜でカラフルに色づけした珍しいエリシテ(トルコの手切り麺)を買いました。
採れたての、まだ青いアーモンドも売っています。
私には渋くて良さが分からないけど、こういう食べ方もします。
巨大サイズのバクラヴァ。お盆も一切れのサイズも大きい。
パイ生地が80層になっているのが特色なのですが、生地が厚めなので、バクラヴァで料理コンテストで優勝した義母のバクラヴァのが断然おいしいな。
銅製品やテルカリという細かい銀細工も有名で、こういうお店も並んでます。
う~ん、このカラフルなチャイダンルック私好みで欲しかった。。。
街のシンボルであるツートンカラーの家のミニチュアとかマグネットがあって、ご当地グッズにしてはなかなか可愛いです。
ベイパザルには有名なものが家の他にもいくつかあって、その一つがニンジン。トルコの6割を生産しているそう。
街の中心部にニンジンのオブジェもあるし、ニンジンフェスティバルなんてのも毎年開かれているらしい。笑
観光客向けに、ニンジンをそのまま絞ったストレートジュースを出す店も沢山。
新鮮で甘くてすっごく美味しい!ニンジンサラダが大好きな私にはたまりません。
ニンジンを使ったペーストやロクムなどのスイーツも色々あります。
もう一つの名物は、beypazarı kurusu(ベイパザルクルス)という、ひし形をした乾パンのような固いクッキー。
小麦粉にバターやマーガリンと砂糖、香り付けにシナモンを入れた生地を切り分けて、時間をかけて固焼きにします。
以前から、オットや義両親がお土産にくれたりしていたけど、シンプルながら飽きのこない味で!香ばしくってガリッとした食感が美味しいんですよねぇ。。。
ベイパザルには専門店が何軒かあって、店の横の薪式の釜で焼いたアツアツのをどんどん試食させてくれます。
義両親が贔屓にしているのは裏道にあるバターの香りしっかりめの老舗(写真左)。私はシナモンがより強い店の(写真右)を買ってみました。
もう一つのベイパザルの名物は天然の炭酸水。そのまんま「ベイパザル」というブランドがあります。
トルクメニスタンにも輸入されているので、よく飲んでいましたが、その産地に来たと思うとちょっと感慨深い。
ツートンの家の写真ついてますね
街中には、こんなモニュメントまでありました。
そんな感じで、小さな街ですが、日帰りでフラッと遊びに行くにはちょうど良いベイパザルなのでした。