「村の伝統衣装を着てごらんよ!」
と言うので、着せてもらいました。
まず、donとよばれる、超ゆったりしたモンペを履きます。
後から着る上着から見える所だけ、サテンで作ってあり他はコットン地。
つぎに、スカート付きのブラウスのようなものを。
写真でよく分かりませんが、スカートと袖の裾部分には銀色のスパンコールで縁飾りがついています。
これも後に着る服のせいで袖と裾しか見えないので、胴の部分は適当なコットン地。
で、これが上着。
光沢のあるサテン地でできていて、この赤系の縞柄がこの村の伝統なんだそう。
ちょっと韓国のチマチョゴリの生地セットンに似ている感じ。
これを着たら、銀製の装飾のされたベルトを締めるのですが、それがなかったから今日は普通のベルトで代用。
ベルトを締めたら中に着ていたブラウスの裾と袖を引っぱりあげたりブラウジングさせたりして、ちょうど良い長さに調節します。
裾からは程よくブラウスの裾と、ドンの足下が見える感じに。
袖からはちゃんとブラウスの袖飾りが見えるように。
頭には、村伝統の小さめの綿のスカーフを被ります。
裏地が黄色で上がえんじ色になっているのが特色で、被った時にちょっとだけ黄色が見えるようになっています。
トルコの民族衣装と言えば、地域によって様々ですが、
今日では民族舞踊を踊る人くらいしか着ることがありません。
日本の着物は今でもふつうに着て街を歩けるし、少なくともお正月とかで年に一度は着たりする、という話をすると驚かれます。
でも村では、トルコの民族衣装も民家に普通にあったからビックリ。それも舞踊用でなく、普段着用のが。
義母が若かった頃は、村ではいつもこの服を着ていたんだとか。その時代までは、村などでは民族衣装も現役だったんですね~。
義母は私用に村の民族衣装を作ろうと思って、すでに布を買って用意してあるそうです。この家では、今までもお嫁さんがくると民族衣装を仕立ててプレゼントしていたそう。
自分サイズの衣装ができるの、楽しみです♪