さて、今回の私たちのイギリス滞在の目的は、オットのエグゼクティブMBAコースの学位授与・修了式🎓に参加するためでした。
オット氏、トルコに赴任するちょっと前にこのEMBAコースに合格し、2年間のあいだほぼ毎月1回、イギリスまで飛んで✈️授業を受けていたんです。通常の仕事もしながら。
オットが授業を受けていたキャンパスにも行ってみましたよ
最後の数ヶ月はコロナ禍でリモート授業💻になってしまい、学位授与式もキャンセルになり、郵送で修了証だけ送られて来たんですが、
コロナが落ち着いた今、修了式をすることになったんです〜!
セレモニーの会場は、シェルドニアン・シアター。
クリストファー・レンによる17世紀の建物。
オックスフォード大の式典やコンサートに使われる建物だそうです。
内部はこんな感じ。装飾少なくシンプルだからか、言われなければ17世紀の建物って感じしないな。
天井画は、17世紀のイギリス人画家、ロバート・ストリーターによるもの。
修了生はフロア席に、家族はパイプオルガンに向かって半円形に作られた階段状の座席に座りました。
厳かなパイプオルガンの演奏とともに、学長などが入って来ました。
学長や、修了生代表などのスピーチがあって、修了証はもう郵送でもらっているけど、一応一人ずつ名前を呼ばれて、前に進んで先生たちと握手。
1時間強くらいで無事にセレモニーが終わると、修了生たちみんなが建物の外に出て、記念撮影。
そして、ハット🎓トス!
ちなみに世界中で「卒業式の服!アカデミック・ドレス」として知られているこの、ガウンとモルタルボード帽🎓のセット、元々はここオックスフォードやケンブリッジの学生や学者の式服だったそうで、ここが発祥の地。
なのでオックスフォードでは、「学問に携わる者の正装」という感じで、卒業式だけでなく、入学式や試験を受ける日も、これを着用します。
オットも入学前に購入し、常に大学のロッカーに入れてたそうです。
上の写真でもそうですが、修了生だけでなく、教授陣もこの正装でした。
トルコでもこのセットは卒業式に一般的で、幼稚園でも着せたりしますが、
オックスフォードのガウンは袖通しておきたいよね〜
この後行われたレセプションは、セルドニアン・シアターのすぐ目の前にある、15世紀に建てられたディヴィニティ・スクール。
主に神学の講義や試験のために作られた建物だそうですが、中に入ると「うわぁ〜💕」っと思わず声が出る美しさ。
優美に重なりあうアーチの天井は、イギリス・ゴシック建築の傑作と言われているそうです✨
こんなところでレセプションして、飲み食いできるなんて、いやぁ〜贅沢‼️
「あっ」と思った方もいるかもしれません。
ここで、『ハリーポッター🦉炎のゴブレット』の医務室やダンスの練習シーンの撮影🎥が行われたらしいです。←観てないけど😅
余談ですが、家族というか私のドレスコードが謎で「こういう時はあらゆるドレスコードを超越する着物か?!👘いや、でも荷物が増えて面倒だぞ」と悩んだりしましたが、フォーマルな必要ないと聞き、インドのサリーをトルコでワンピースに仕立ててもらったものにしました。
絹ストールはブルサで買ったもの
このドレス、意外と好評で何人かに褒められたんですが、どうも皆さんアジアのどっか🐉出身の私の民族衣装だと思ってたっぽい
たくさんいたインド系の人たちにも褒められたけど、「インドのサリーで作ったんですよ」と言ってもピンときていなかった。
レセプションが終わった後、オックスフォードの卒業生が終身いつでも使うことができるという、オックスフォード・ユニオン会館に行ってみました。
図書館、バー、カフェ、集会所などがある。緑いっぱいの中の古い建物で、なんともいい雰囲気。
図書館も素敵〜♬
私たちは次いつオックスフォードに来るんだか、なんなら生涯に何回来ることがあるんだかって感じですが、卒業生ならでは特権があるっていうの、良いですね。
私たちの短いイギリス滞在は、こんな感じで終わりました。
オット、お疲れ様でした。
おかげで、私も貴重な体験をさせてもらうことができましたわ
イギリス滞在記・完