初見参のDCのナショナルズパークで大谷選手はその第5打席で,相手投手のスプリットを完璧にとらえ,完璧なアーチを描き,Nationals ファンのど肝を抜きました。
米メリーランド州の地元局 MASNの実況の訳出に果敢に挑んだのが Yahoo news でした。
「7試合連続ヒット中。オオタニ、まったくのロケットだ。この球のことは忘れよう。初のナショナルズパーク見参、これがナショナルズパークで初HR。423フィート(約128.9メートル)を日曜に打ち、今日は450フィート」
下線部のオリジナルは "...Ohnatni with an absolute rocket! For--get about it!"です。でもこの表現はこれは状況に応じていろいろな意味となるので,通訳(翻訳)者泣かせの表現です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/78a13d6b8a1d4a2e528a6a1e1caa1d55b1fb2c2b
『小学館プログレッシブ英和』は,「〔命令文で〕((略式)) 1 (謝辞・謝罪に対して)もういい;気にするな,2 (依頼などを拒否して)いやなこった,とんでもない,3 (提案などに対して)よしなさい」と定義しています。
また,英英には;"infml used to say that something that happened was not important or not something to worry about: "I’m sorry I was late." "Forget it."
この実況の場合,打った瞬間にそれとわかる打球速度(約191キロ)のホーマーだったので,「もうどうしようもありません。」「(外野手も)見上げるだけです。」あたりの意味になりましょうか。
話は変わりますが,実は"Forget about it!","Forget it!"(両者の違いはお調べあれ!)は米国時代に最初に覚えた表現です。自分がいいたいことがうまく言えない,一生懸命に聞いてくれる友達を待たせるのがせつなくて,これを多用していた記憶があります。ほんと,よく使いました。今,思うと自分の英語原体験の表現なのです。(UG)
PS 新ゼミ生が入って,わたしもブログポストから解放されると喜んだのですが,彼らも忙しいのか,なかなか投稿にながりません。まあ,待つしかないのか...。Z世代は...。Forget about it!