Forget about it | 田邉祐司 ブログ 常時英心 言葉の森から: 2.0

田邉祐司 ブログ 常時英心 言葉の森から: 2.0

たなべゼミ生による英語表現の落穂拾い 2.0
旧ブログ http://d.hatena.ne.jp/A30/

初見参のDCのナショナルズパークで大谷選手はその第5打席で,相手投手のスプリットを完璧にとらえ,完璧なアーチを描き,Nationals ファンのど肝を抜きました。

 

米メリーランド州の地元局 MASNの実況の訳出に果敢に挑んだのが Yahoo news でした。

 

「7試合連続ヒット中。オオタニ、まったくのロケットだ。この球のことは忘れよう。初のナショナルズパーク見参、これがナショナルズパークで初HR。423フィート(約128.9メートル)を日曜に打ち、今日は450フィート」

 

下線部のオリジナルは "...Ohnatni with an absolute rocket! For--get about it!"です。でもこの表現はこれは状況に応じていろいろな意味となるので,通訳(翻訳)者泣かせの表現です。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/78a13d6b8a1d4a2e528a6a1e1caa1d55b1fb2c2b

 

『小学館プログレッシブ英和』は,「〔命令文で〕((略式)) 1 (謝辞・謝罪に対して)もういい;気にするな,2 (依頼などを拒否して)いやなこった,とんでもない,3 (提案などに対して)よしなさい」と定義しています。

 

 

 

また,英英には;"infml used to say that something that happened was not important or not something to worry about: "I’m sorry I was late." "Forget it."

 

 

 

 

この実況の場合,打った瞬間にそれとわかる打球速度(約191キロ)のホーマーだったので,「もうどうしようもありません。」「(外野手も)見上げるだけです。」あたりの意味になりましょうか。

 

話は変わりますが,実は"Forget about it!","Forget it!"(両者の違いはお調べあれ!)は米国時代に最初に覚えた表現です。自分がいいたいことがうまく言えない,一生懸命に聞いてくれる友達を待たせるのがせつなくて,これを多用していた記憶があります。ほんと,よく使いました。今,思うと自分の英語原体験の表現なのです。(UG)

 

PS  新ゼミ生が入って,わたしもブログポストから解放されると喜んだのですが,彼らも忙しいのか,なかなか投稿にながりません。まあ,待つしかないのか...。Z世代は...。Forget about it!