若手バレエダンサーの登竜門として知られる「ユース・アメリカ・グランプリ(Youth America Grand Prix / YAGP)」がニューヨークで開かれ、9歳から11歳のクラシック部門で札幌市の中学1年生、山田優七さんが1位に選ばれました。

 

Japanese dancer Yuna Yamada won first place on Saturday in the women's pre-competitive age classical division at this year's Youth America Grand Prix international ballet contest in New York.

 

今回取り上げるのは、pre-competitive /príː-kəmpéṭəṭɪv/ です。

 

pre-competitive は「・・・前の」という意味を含む接頭辞 pre- と competitive を組み合わせてできた単語です。文脈から「競争前の」という意味を推測しました。

 

competitive /kəmpéṭəṭɪv/ は『ジーニアス英和辞典』(第5版)に「競争的な、競争のある」と記載されています。

 

LDOCE(6th ed.)では "determined or trying very hard to be more successful than other people or businesses" と定義されています。

 

competitive は、動詞「compete」に形容詞化する接尾辞「ive」を付加してできた単語です。語源は、フランス語の「compéter(・・・と競争している)」、ラテン語の「competere(ともに励む、何かを求めて共に努力する)」です。

 

ラテン語の語根としては、「com(一緒に)」と「petere(努力する、突進する)」を組み合わせてできた単語です。

 

「ユース・アメリカ・グランプリ」の歴代入賞者リストには、名立たるダンサーの名前が並んでいます。

 

当時最年少16歳でヒューストン・バレエにアーティストで入団し、2019年3月、プリンシパルに昇格。現在、Kバレエ トウキョウのプリンシパルとして活躍している飯島望未さんは13歳のときに「ユース・アメリカ・グランプリ」で入賞しました。

 

「きれいに踊って、皆を笑顔にさせるダンサーになりたい」と語る山田さん。いつか山田さんの踊りを実際に観てみたいです。(emu)