弟よ ① | まめちゃん くらしを見直す!

まめちゃん くらしを見直す!

母親の胎内環境から既に悪く、乳幼児期から最悪な食生活で育てられたために 病気のデパートだった、生きているのが奇跡だと医者にも言われ続けて来た身体を、あらゆるセルフメディケーションにより作り直し中。きっとお役に立ちます!

実家の

94歳になる母が 私を頼りにしている。


3年半前に父が亡くなり

それから未婚の65歳になる弟と2人暮らし。


長寿家系の母は

まだ自立し、家事全般をこなし

弟の世話をしている。



問題は その弟だ。

60歳でいったん定年し、再雇用で65歳の誕生日まで あと数ヶ月働く。



あと数ヶ月が 持つだろうか…!?

と感じられる体調である。



中2で鬱を発症して以来

一切 自分の身を構わなくなってしまった弟。

それまでは、可愛く、利発で、優秀で、自慢の弟だった。



2歳差なので

じゃれ合うように 私達は よく遊び

真剣な喧嘩もした。



中学でバレー部に入り

いつも庭でトスの練習をしていた。



必ずレギュラーになれると確信していたのに

選ばれなかった日を境に

彼は酷い鬱を発症し、

すっかり人が変わってしまった。



遺伝子は残酷🧬すぎる。

父方の家系は鬱の家系なのだ。

なぜ、それくらいの事で? ということで

簡単にメンタルが崩壊してしまう遺伝子なのだ。



それでも、かろうじて 某企業に 用務員として雇ってもらい、今に至る。



極度の医者嫌いのため、

50歳前から何本も歯を失い、

健康診断も、メンタル疾患を盾にとって免れてきた。



会社以外は常にゴロゴロと布団に横になっているため、50代の頃からフレイルになっており、

今はびっこを引いており、

実家に私が顔を出すたびに

ますます歩けなくなって来ている。



しかも

母の話によれば

最近 血が混じったような、膿が混じったような液体が靴下を濡らすようになった という。



それなのに

たった一人の大切な息子に もしもの事があれば私は生きていけない、と母が泣いて説得しても

自分の身体は自分が一番よくわかる。まだ大丈夫だ。



と、絶対に病院に行こうとはしない。

その頑固さは相当なもので、

家族親族が励ましてもびくともしない。




母をそこまで悲しませ

風采も上がらない弟、ロクに会話もしない弟に

私もすっかり姉としての情愛を失っていたが、



ふと

本来なら、

鬱になっていなかったら、

どんなに素敵な弟だっただろう、

と、可愛くて仕方なかった頃を回想していた。


彼が悪いんじゃない。

私だって、同じ遺伝子のせいで

パニックに苦しんでいる。



悪しき遺伝子の被害者なのだ。




私は決めた。

母と弟のために、一肌もふた肌も脱ごうと。



続く。