旅行や別荘往復などで
本宅を顧みる暇がなく
なんと!
把握していなかった収納スペースを
夫が発見してしまった。
嬉々として
絶対に捨てるべきだろうこれ?
というような、
しかし後生大事にとっておきたいガラクタ類が 着々と仕舞われていった。
今日は
その作業に追われた。
その床下スペースは
普通よりも小さなサイズの押入れの床に付いていた。
私はてっきり、
シロアリ駆除等の作業のために床下に出入りするためのドアに過ぎないと思っていたし、
夫も同じように思っていたらしい。
昨年末に別荘を引き払い
大量の荷物を運び込み
それを通常の家事やお出かけ三昧の隙間に毎日毎日コツコツと作業し
無理難題をようやくクリアしたぞ!!
と思っていたら、
大学を定年になった夫が
教授一人一人にあてがわれていた
かなり広い研究室(多分10畳程度)を天井まで埋め尽くしていた荷物を📦
やっと片付いた狭い和室に
うず高く運び入れた。
この連休に息子ファミリーが来て4人家族が寝れるように
それを1ヶ月ほどかけて
何とか片付けたが、
相変わらず
捨てるなよ
これはいつか使う
記念のものだ
思い出の品じゃないか
というストップ🛑が入り、
ホントに困り果てていたものは
とにかくありとあらゆる場所の隙間に
ギュウギュウに押し込んでいた。
息子ファミリーが帰って行き
使った寝具を押入れに戻そうとした夫が、
ふと、床下へのフタを開けた。
そして、大声で私を呼んだ。
おーい!
こりゃ素晴らしい場所を発見しちゃったぞ!!
すぐに使わないものはけっこうここに仕舞えるぞ!!
と、はしゃぎながら私を呼び、
とりあえずとっておく物を皆んな持ってこい、
嬉しいだろ、
困って突っ込んでおいた物を皆んなしまえるぞ!!
と…
あまりにも
幸せそうにしている姿を見て…
死ぬまで使わないような物たちを
仕分け分類してキレイに入れ込んだ時…
ああ、
ホントにいるんだ、
ガラクタを捨てない事に幸せを感じ
満足する人種
というのが…
と
しみじみ思った。
本当にいま必要とする、
本当に愛すべき厳選されたものを少なめに所有し
それをセンス良く収納したり
ディスプレイしたりして
美しい生活をしたい私の願いは
ことごとく砕かれて来たが、
こんなに捨てない事に幸せを感じる夫が元気でいてくれる限りは…
私はそれに寄り添ってあげるしかないようだ。

