何年か前のこと。
リアルに仲良くなれたと喜んでいたブロ友から、私が夫源病だと言いながら離婚する勇気もない と公開処刑されたことを
今も時々思い出す。
離婚するのが勇気？
まさかね。
ごく身近に何人もいる。
離婚して、一人でやって行くのに
女がどれだけ苦労するかを
つぶさに見て来た。
それは
夫源病を克服する努力よりも
ずっと見ていて大変だ。
離婚し、やがて再婚し、
また離婚し、バツ２、バツ３
という知り合いもいる。
結婚なんて
元々分かり会えない他人同士なんだから
ずっと順調なわけがない。
一つ屋根の下で暮らせば
なくて七癖、
ときにはとんでもない欠点も目につく。
それはお互い様だし、
別れて 別の人とくっついても
すぐにまた その人の嫌な部分が鼻につく。
それを踏まえて
それが世の常として
関係を常に調整して、上手く折り合いをつけて
磨かれた夫婦になっていくのだ。
いや、して行くのだ。
色々 問題があった方が
そして、それが難しい問題なほど
人間が磨かれる修行になる。
難しい時期を何度も乗り越えて
お互いにすっかり弱った身を支え合う
かけがえのない伴侶になる。
そうなりたい、と
どんな危機も乗り越えて来た。
心の中では千回くらい離婚したが、
本当に別れなくて良かった
と、今は思っている。
別れるより
別れずに共白髪を目指す修行を続ける方が
よっぽど勇気が要る。
