こんにちは。監督の山川です。
早いものでまたコーチブログの担当が回ってきました。担当が回ってくるまで3週間あるので、色々と考えていることを書こうと思います。
監督の私には、水泳コーチ以外にも色々な側面があります。例えば、大学教員、研究者、それからプライベートでは2児のパパです。
今日は大学教員の仕事として、
東京オリンピック・パラリンピックに関わる講演会の実施に携わりました。本学では、下記ポスターのような講演会を大学主催のイベントとして行いました。勿論、水泳部の学生も全員参加しました。
ポスターに記されているように、今回は東京オリンピックに出場した選手とオリパラの組織関係者といった豪華メンバーが参加されました。
内容としては、オリンピックのレガシーについて各々の観点で光と影の両方の側面からお話が聞けました。個人的には、批判的なお話をたくさん聞けたことや、女性アスリートの活躍と男女平等についてのお話がとても面白かったです。部員の心にも響くことがあったら嬉しいなと思います。
次に研究者として、
普段私は水泳中の動作や筋活動に関する研究をメインで行っていますが、水泳の研究者である以上は色々な事象に対して理論的に回答できないといけないと考えています。
例えばですが、下の写真はクロールのサイドキックを行なっている選手の写真です。
丸で示した手の平はどの方向に向くべきだと思いますか?
写真の選手は下を向いていますが、私の経験上、手の平が横を向いていることが多いです。また、スカーリングをする選手もいます。本人に確認すると意識してないことも多いです。
ドリルで何を目的に行うかによると思いますが、クロールのグライド時 (腕を伸ばして前に伸びる時) の姿勢を保持するよう行わせたいのであれば、掻く前に手の平を横に向けたり、スカーリングをする選手はいません。
細かい点で例をあげましたが、
競技スポーツに取り組む以上、常に最適な動作を考え、全てのことに理由をつけて説明できないといけないと思います。
最近、学生のブログを読んでいて水泳に対する考え方が変わってきてくれて良いなと思っています。何でもいいので、ぜひ水泳に関して疑問に思ったことは相談してくれると嬉しいです。
最後にパパとして、
うちには3歳と1歳の娘がおり、2人ともベビースイミングに通っています。最近、長女 (発達障害がある) はヘルパーを外して5mほどバタ足で泳げるようになりました。これが他の子と比べて早いか遅いかはわかりませんが、出来たことはすごいこと。親としては本当に嬉しく思います。
長年水泳をしている部員たちは、水泳をしていて褒められる機会がもう少ないかもしれませんが、ちょっとした事でもうまくできたらお互いに褒め合ってほしいなと思います。ただし、みんなは初心者ではないから目標はちゃんと高く設定すること!笑
また、昨日は青森出身の沙彩からリンゴをもらいました!娘たちはリンゴが大好きなので、家族で美味しくいただきました。どうもありがとう!