皆さんこんにちは! JWCの佐草です!
なんと!! 現在挑戦させていただいているクラウドファンディングが、第一目標達成となりました……!!
これで、念願だったケージ型酸素室『ICU』の導入が叶います。
クラウドファンディングへ挑戦する度に、いつもご支援いただいているにもかかわらず、さらにご支援をお願いするのは忍びないと思ってしまうのですが、それで命を諦めるのは違うと思い、「傲慢だ」と後ろ指をさされても構わないという覚悟で毎度挑んでいます。
しかし、実際に始めてみれば皆様からお寄せいただく応援の声は本当に温かいもので、「諦めなくていいんだ」「頑張ってもいいんだ」と背中を押されています。
「ありがとうございます」というお言葉もたくさんいただいていますが、私達の方こそです。
皆様お一人おひとりのご支援なくしては、いくら「助けるんだ」と息巻いていたとしても成しえません。
これから先での救える命は、皆様の優しい気持ちで紡がれ、与えてあげられる未来です。
この場をお借りし、改めてスタッフ一同心より御礼申し上げます。
そして、第一目標を達成したばかりではありますが、早速、ネクストゴールを設定させていただいております!!
次なる目標は【600万円】!!
「倍じゃないか!!」と思われる方もいるかと思いますが、私も思っています。
しかし、必要な医療機器も設備も、実はまだまだ、まだまだあります。
上を見たらきりがないことは承知していますが、命を助ける為なら最後まで奔走したいという想いでおります。
●サージトロン・バイポーラクランプなど(+170万円)
当団体へ保護されてくる子は手術を必要とするケースも実は少なくなくありません。
多様な種が保護され、輸血の難しい野生動物の手術では出血量をいかに抑えられるかが生死を分ける非常に重要な点です。
購入予定のものは、出血を最小限に抑えられるだけでなく、痛みを大幅に低減することも可能となる為、野生動物にとっては術後のストレスを大幅に減らすことが期待できます。
購入が叶えば、手術を要する子の救命率はこれまでよりも上がります。
●録画機能付き監視カメラ+確認モニター+モバイル端末 全ケージ分(+80万円)
現在も各ケージに監視カメラは付けていますが、資金を抑える為に録画機能付きのものは一部となっています。
しかし、夜間はどうしても人手を割くことができず、その間に容態が急変したり、亡くなってしまうこともある為、その間に何が起きたのかを把握する為にも、兼ねてより必要性を感じていました。
●屋外ケージ用冷暖房ファンヒーター 8ケージ分(+45万円)
当団体には完全屋外のケージと、そこに至る前の半屋外のケージがあります。
そこでは主に障害物の少ない状況で飛行訓練を行うのですが、リハビリ空間の為、温度管理が必要となります。
現在、扇風機やオイルヒーターを使用していますが、可能であれば冷暖房どちらも可能で羽のついていない安全性の高いファンヒーター(クーラー)を購入したいと考えております。
●ディスプレイ付き温湿度計(+5万円)
現在もアラート付きの温湿度計を各ケージに設置していますが、端末でしか確認するこができません。
ディスプレイ付きのものであれば目視での確認もできる為、より安全面が向上されます。
※サージトロン・バイポーラクランプはJWCから「のづた動物病院」へ寄贈します
※『のづた動物病院』からは寄贈の許諾を得ております
どれも全て、「あの時にこれがあれば」と思ったものばかりです。
保護するからには、きちんと生きてリリースしてあげたい。
リリースした後も、できれば長生きしてほしい。
当たり前のことですが、それが私達の心からの願いなのです。
ホンドタヌキの断脚手術を行う佐草優輝
また、私達の活動は『治療』や『リハビリ』だけには留まりません。
リリースするまでの間は、私達が彼らを守る要となります。
実働スタッフの人数は3人。動物病院やNPO法人としての事務の仕事を並行しつつ、動物たちの世話もして、問い合わせも対応し、イベントも……としていると、いくら休みなく私達が動いてるとはいえ、夜は眠らないと体がもちません。
そこを、設備や機器を充実させることで補い、彼らの安全もより強固にできればと思っております。
ウミネコとヒヨドリの日光浴を見守る佐草優里
再三に渡り書いてきたことではありますが、まだまだ日本は野生動物保護に関して諸外国から遅れを取っています。
しかし、私達の活動にこれだけの方がご賛同いただいているということ自体が大きな希望であるとも思うのです。
私達の団体はまだ小さく、スタッフの人数も少ない現状でできることは限られていますが、目の前の命だけでもせめて救い続けることで、この想いが広がり、野生動物保護に関して国全体が足並みを揃え前向きになっていってくれるよう、地道に歩んでいきます。
今回のクラウドファンディングも、第二目標かなり大きな金額で設定してしまい、既に尻込みしているのですが、最終日に本当に心の底から笑って終えられるように、今センターでリハビリ中の子達に「もっと良い環境になるからね!」と報告できるように、全力を尽くしたいと思っておりますので、どうか皆様も一緒に駆け抜けていただけると嬉しいです……!!
《クラファン挑戦中》
【資金使途】ケージ型酸素室ICUの購入と設置に伴う電気工事費用
【募集期間】10月15日(火)~12月13日(金) 23:00
【第二目標】600万円
〈応援は #JWCクラファン で!〉
※JWCは皆様のご寄付・ご支援により活動を行なっております。
一羽でも、一頭でも多くの命を救えるよう、ご協力いただけますと幸いです。