JWC NEWS

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JWC(NPO法人ジャパンワイルドライフセンター)は、
野生動物の保護を目的として
1990年に設立した野生動物保護団体です。

皆さんこんにちは晴れ

JWCの佐草です照れ

 

本日は保護情報をお伝えいたします。

 

今年もまた幼獣が保護されました。
この子は道端で息も絶え絶えに口元も干からびた状態で発見したとのことです。すぐに動物病院での診察を受け、おそらくはイヌの赤ちゃんだとだろうということで、元気になったら里親を探そうと考えてお世話してくださっていました。
最初はミルクを1cc飲むのもやっとで、スポイトで数時間おきの必死の哺育でしたが、幸い元気を取り戻し、鳴き声もあげるようになった頃、ふとした疑問が湧いてきたそうです。


……これはイヌではないのでは?真顔

 

いろいろ調べてみて、もしかしたらタヌキの赤ちゃんかも、と当団体に連絡をくださったのです。
時期的には早いなぁと思いつつ、やっと300gとなったその子はまだ目もしょぼしょぼした状態で、移動のストレスも懸念され、体重が600g程になって体力をつけてから連れてきてもらうことにしました。

 

さて、数週間後、やっと600gも超えてそろそろ移動も可能かなと思われた頃。

 

耳が三角になってきた……
しっぽの先が白い……
タヌキっぽくない……

 

毎日見ていると気が付きにくい変化もあり、まさか『タヌキ』でもない、などと思うこともなくお世話していたものの、さすがに「キツネだ……」と初めて思ったそうです。

 

改めて心配そうに『タヌキじゃなくても受け入れ可能ですか?』とご連絡をいただき、私たちも驚いた次第ですが、最近の写真を送っていただいたところ、紛れもなくキツネになっていました。

 

生まれたてのキツネとタヌキでもしっぽや顔の長さが若干違うのですが、黒く丸っこい顔や体つきはとてもよく似ています。

 

 

左が今回保護されたキツネの幼獣の写真・右が同じ時期くらいのタヌキの幼獣

 

 

その後いただいた写真がこちら↓

 

 

こうして、イヌ→タヌキ→キツネに変化したその子は無事当団体にやってきました。

 

幸い健康そのもので、食欲もしっかりありました。

キツネは、8割方の主食がネズミとなるため、野生復帰のトレーニングにはハンティングの練習も含まれます。

本当の親には決してかないませんが、この子が自然に帰った時もきちんと生きていけるよう、私達も全力でサポートしていきます。

 

 

 

 

《JWCからのお願い》

この時期、ほとんどの哺乳類・鳥類は子育てを行います。

その為、ヒナや幼獣の近くには、親がいることが大半です。

結果的に親子を引き離す結果となってしまう可能性があるので、見つけたとしてもすぐに保護しないようにしてください。

また、片方の視点から見れば残酷なことのように思えるかもしれませんが、孤児や落巣雛などはその時期子育てをしている他の野生動物たちの大切な糧となります。

命が新しい命を繋ぐ尊い自然の連鎖についてもぜひご理解ください。

 

 

 

※JWCは皆様のご寄付・ご支援により活動を行なっております。

一羽でも、一頭でも多くの命を救えるよう、ご協力いただけますと幸いです。

 

 

【5月31日までに300人サポーター様目標!】

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