【保護情報とリリース情報】素嚢が破けていたキジバト | JWC NEWS

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JWC(NPO法人ジャパンワイルドライフセンター)は、
野生動物の保護を目的として
1990年に設立した野生動物保護団体です。

皆さんこんばんは!

室中ですニコニコ

 

最近、保護されてくる動物が多く、バタバタとしてしまってブログの更新が遅くなっちゃっています笑い泣きすみません………🙇‍♀️🙇‍♀️

 

今回は、7月5日に保護され、8月10日に無事、リリースすることができたキジバトについてお話しします!

 

 

保護した方によると、庭で蹲っていたところを発見し、しばらく見守っていても動く様子がなかった為、どこか怪我をしているのかと思い、保護に至ったそうです。

 

早速、病院で鳥インフルエンザの検査をした後、診察を行ったところ、ちょうど胸の辺り(素のうの部分)に外傷がありました。この時、血が出ている様子は無く、周りがかさぶたになっていたことから、1週間ほど前の傷だと考えられました。

 

※傷口はモザイク加工しております

 

その場で傷口の洗浄と消毒を行い、感染症予防の為に抗生剤も処方してもらってからさとやま保護センターへと移動しました。

 

センターに到着後、保温をしつつ、体重を測ったところ、117gと健康なキジバトに比べて70〜80gも少なかったことから、しばらくご飯を食べれていない時期が続いていたのではないかと思われます。

お腹を空かせているだろうと、食べやすいように細かく砕いたハトエサを置いてみましたが、その日は自食している様子がなかったので、強制給餌をすることにしました。

数日後、置き餌(細かく砕いたハトエサ)をつつく姿が確認できました!

そこから順調にご飯を食べてくれて保護日から5日後には、なんと、117gから63gも増加して180gにも成長しました!

そして、胸の傷も大部分瘡蓋になり、新しい羽も生えてきました。

 

傷の経過も良く、体重も増えたきたのでリリースに向けてまずは室内バードケージでリハビリを行うことにしました!

しばらく、室内バードケージで飛行訓練を行なっていましたが、ある日、左足が腫れているのを発見しました。

 

 

一旦、小さいケージに移動させて獣医師の指示のもと、抗生剤の再開と足に負担がかからないように安静にさせました。

 

しばらくして、足の腫れも引き、枝に掴まる様子もあった為、リリースに向けてガレージケージにて飛行訓練を行いました!

 

 

2週間程、ガレージケージでの飛行の仕方や歩き方、餌がきちんと食べれているかなどを確認したところ、特に異常なさそうだったことからついに、リリースを決行することになりました!

 

リリース当日は、よく晴れていて、素晴らしい青空が広がっていました✨

早速手を広げると、青空に向かって勢いよく飛び立ちました!!

 

※記録の為、スタッフの頭にはカメラをつけています

 

 

 

 

これからは自然の中で怪我をせずにのびのびと鳥生を謳歌して欲しいですニコニコ

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます花束

 

 

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