【JWC保護情報】園庭に迷い込んだタヌキ | JWC NEWS

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JWC(NPO法人ジャパンワイルドライフセンター)は、
野生動物の保護を目的として
1990年に設立した野生動物保護団体です。

皆さんこんにちは。

管理人の佐草です。


本日最後のご報告となります。

※一部、傷口の写真などありますので、閲覧にはご注意下さい。


一昨日9月30日(水)、ある保育園さんから「園庭に怪我をしたタヌキがいるのだがどうしたら良いか」といった内容のお問い合わせを頂きました。

お話を聞くと、朝からずっと園庭にいて後肢を引き摺って這いずっていたそうです。



一先ず動物病院へ連れてきて頂き、診察をしました。診てみると肛門に裂傷があり、そこからウジ虫が寄生していました。また、下顎が骨折してしまっていることと、初めは体毛に隠れて分からなかったのですが、触診をしているうちに左側の腰部から大腿部にかけての咬傷も見付けました。そこの傷がかなり深く、本来であれば動かない後肢のレントゲンも撮って正確な状態を把握したかったのですが容体が容体だった為に、まず隔離室で点滴をすることにしました。




ただ、今ちょうど病院の隔離室が満床だったので、さとやま保護センターへ移動してから点滴を行いました。



今も頑張ってくれてはいますが、予断は許さない状態です。



何とか頑張ってくれるよう、私達も出来る限りのサポートをしていけたらと思っています。


今日は立て続けのご報告となってしまい、申し訳ありません。


ここまでお読み頂きありがとうございました。