さとやま保護センターのお客さん ~ヤマガラ~ | JWC NEWS

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JWC(NPO法人ジャパンワイルドライフセンター)は、
野生動物の保護を目的として
1990年に設立した野生動物保護団体です。

皆さんこんにちは晴れ

管理人の佐草です照れ

 

実はこの間、さとやま保護センター付近でフクロウの声を聞きました!!私が小学生の頃には山の方から聞こえていたのですが、最近はとんと聞いていなかったのでまだこの辺りにもいたんだと、嬉しくなりましたにやり

もう少ししたら夜の森へ行って、フクロウの写真も撮りに行けたらな…なんて考えてますグラサン

 

 

さて、今日もさとやま保護センターのお客さんをご紹介したいと思います!!

 

 

今日のお客さんは「ヤマガラ」です!!この子はちょっとレアなお客さんですねニヤリ

ヤマガラはスズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属に分類される雑食性の鳥で、体長は13~15cm程と、スズメと同じくらいの大きさです。

ヤマガラは「貯食」といって、シジュウカラの仲間やカラスの仲間にみられる一時的に餌を隠してから後で食べるということをします。さらに、ヤマガラの場合は一ヵ所にまとめるのではなく、分散して貯食を行います。その貯食された餌は、冬を越す為や来春の子育ての為に貯蓄されているのですが、ヤマガラの凄いところは分散しているにもかかわらず、その場所をほぼ完璧に記憶しているということです!!キラキラびっくりですよね!!私は記憶力がさっぱりなので本当に羨ましいです…笑い泣き

また、ヤマガラはエゴノキの種子が大好物で、エゴノキの実が生る10月頃にはたくさんのヤマガラがエゴノキに群がっているのを見ることができます。エゴノキの実には有毒なサポニンという成分が含まれていますが、ヤマガラはそれを器用に取り除き、種子だけを食します。エゴノキはその実の部分を取り除いて土に植えた場合、発芽率が上昇するそうで、エゴノキの増殖の手助けもしているわけですね!!エゴノキ以外にも、ヤマガラはアカマツ、ツバキ、スダジイ、イチイなどの種子や実も食し、それらを分散貯食している為、結果的に森林育成にも貢献しているんです。ますます凄いですよね!!ヤマガラ大事!!

人との繋がりとして、平安時代にはその頭の良さと人懐っこさから飼われていたとされる文献も見つかっていて、江戸時代には「おみくじ引き」や「鶴瓶上げ」といった芸を披露していたそうです。

 

ということで、今回のお客さんは「ヤマガラ」でした!!

次回もさとやま保護センターでのちょっとした出来事や、さとやま付近で見られる動物をご紹介したいと思います!!

 

それでは是非次回もお楽しみに虹

 

閲覧頂き、ありがとうございました牛しっぽ牛あたま