実は最近、決まって夕方近くになると雨が降る状態が続いています
そのため、路面状況は悪くなり、スタックしやすい状況になります。ここコイヤキでは、僕らJWCはランドローバー(4輪駆動)という車を使っていて、そう簡単にはスタックせず、大変助かっています
(それでもスタックする時はありますが・・・
)しかし問題はスタックの件だけではありません。僕らは路面状況が悪い場合には調査を中止することができますが、観光に来たお客様をサファリドライブにお連れする車はそうは行きません
さすがに彼らドライバーはプロフェッショナルで、路面状況など関係なく毎日出かけてゆきます
でもやはり路面にはタイヤの跡が残っていきます。特に最近の雨で緑が回復した草に、タイヤの跡が残っているのを見ると、動物達に申し訳ない気持ちになってしまいます

これは本当に難しい問題と言えます。僕も最近までは、なるべく草の生えている所は通らないようにと思っていましたが、同じところ(道)を、特に雨でぬかるんでいる状態のところを通ると、どんどん溝を深くしていってしまうのです。そうなると、その溝が雨でどんどん削られ、終いには大きな溝ができ、雨が降ると川状態になり、更に溝が大きくなる・・・といった状態になる可能性もあります

今日ドライバーのナバーラは、道を1本外す形で運転していました。それでもやはり緑の草に新しい道を作ってしまう状態です

下の写真を見てみてください

大自然のサバンナで、車の通った跡を見ると、疑問を抱かずにはいられません
マサイマラ国立保護区では、決まった道しか通ってはいけないという規則があります。勝手に道を外して、車を走らせることは出来ません。これは動物達・環境にとってはとてもいい規則だと思います。まだマネージメントが確立されていないここコイヤキでは、この道の問題は早急に解決しなければいけないと、つくづく考えさせられます

キレイな緑の上にいくつものタイヤの跡が・・・
彼らは何も言いませんが・・・