ヒョウの子供のお話をします

その日、スタッフミーティングを終え、コイヤキオフィスを午前8:30頃に出発しました


昨日と同じエリアを周ってみたのですが、見当たりません。レンジャー達から、つい最近も見つけることが出来たという情報を貰っていたので、もう少し周ってみることにしました

しばらくすると車の後ろの席に座っていたJWCマサイスタッフのディクソンが、「ヒョウ!」と言ったのです

斜め後方を見ると、あのヒョウ柄模様が草むらの中から見えたのです


身動きしなかったので、もしや車にぶつかって死んでしまってたのかと心配になりましたが、寝返りを打ったのでその不安は吹き飛びました。こうして念願のヒョウと対面することが出来たのです

ニュースでもお伝えしましたが、子供のヒョウ(胴長60~70cm程)が1頭だけで

ヒョウの子どもは最初、お腹の辺りが見えていて、ユキヒョウのように白と黒の斑点が印象的でした。こちらの存在に気付き、起き上がった瞬間にあの独特のヒョウ柄が目に入ってきました


車をバックさせて、横から入り込む形で近づくようお願いし、エンジンを止めて写真を撮ることができました



こうして念願のヒョウとご対面することが出来たわけですが、この背景には、地元の組織であるコイヤキレメックワイルドライフトラストのパトロールやマネージメントの恩恵がある事を忘れてはなりません

今回この子供のヒョウが極端に警戒をせず、僕らが近づくのを許してくれたのも、彼らの普段の優しいマネージメントのお陰ではないかと感じました。もちろんヒョウも大人になると警戒心が増し、今回のような近距離で見ることはなかなか難しいかも知れません。しかし、このヒョウの家族が長い間寝床を移動することなく、一定場所で観察することが出来るのも、彼らレンジャー達の良いマネージメントのお陰だと思います
