第24回 吹雪の国道275号線
ご無沙汰しておりました。営業の郡司です。
これから冬眠中(?)に溜めておいたブログを4回分書きます。
1月26日、旭川の北方建築総合研究所に車で行ってきました。
ある入札に参加するためです。
私にとって入札は初めての経験でした。
緊張しながら入札箱に封筒を入れました。
3社が参加し、残念ながら、わが社は落札できませんでした。
それにしても無事、旭川にたどり着けたのはまさに奇跡でした。
前の週に大雪の岩見沢に行こうとして途中でUターンせざるを得なかった教訓から、今回は275号線を走ることにしたのです。しかし…。
当別までは晴れていました。たしかに。
小雪が舞い始めたのは北海道医療大学を過ぎた頃だったでしょうか。
それからです。地獄のような白一色の世界が始まったのは。
対向車のライトが見えたときは、すぐ目の前に迫っていました。
少しでも右側に寄っていたらと思うとゾッとします。
もちろん、前を走る車はいません。
月形町と浦臼町は完全に視界ゼロでした。
新十津川町の中心部でようやく薄日が差してきました。
そうです。完全に判断を誤ったのです。
でも、よく考えれば分かることでした。
岩見沢だけが「じゅうたん爆撃」のように大雪が降っているわけではないのです。
日本海から流れ込む雪雲は、岩見沢に到達する前に必ず月形や浦臼を通るのです。
しかも交通量の少ない片道1車線の275号線。
もう二度と冬場に275号は通らないと決めました。
命からがら、旭川に着いて向かったのは、知人から聞いたお蕎麦屋さん「蕎麦岳」です。
豊岡4条8丁目、アパートの1階にあるこじんまりとした店です。
石臼挽きのそば粉を毎日手打ちで練っているそうで、平日は30食限定。
私は「大ざる」を頼みました。
腰のある少し太めの田舎そばでした。
第23回 まつかわの漬け丼とアポイ岳
11月25日(金)、建築物実態調査で日高管内浦河町に行ってきました。
どんな調査なのか、簡単に説明します。
国が毎月発表している新設住宅着工戸数は、施主が行政庁に提出する建築工事届に書かれた着工予定日を集計しています。
着工したかどうか、すべてを確認しているわけではないのです。
そこで、工事届の通りに建物が建っているかどうか、国は年に1度、サンプル調査を行います。
それが建築物実態調査です。
この調査を基礎資料として、国は建築投資額等を推計します。
弊社は今年度の調査を請け負いました。
道内の調査地域は毎年変わります。
私の担当地域は日高管内です。
午前7時半に札幌を出発。
日高道を通って、浦河町に着いたのは午前11時でした。
調査地点はナイショですが、牧場が多いことに「さすが馬の名産地」と感動しました。
昼食は第6回で紹介した柵山水産の母さんに聞いた「松山」にしました。
ちょっとした料亭という感じ。
ランチメニューの中から選んだのは、浦河名物、まつかわガレイの漬け丼(1200円)。
マグロの漬け丼は食べたことがありますが、カレイは初めてです。
浦河沖は親潮と黒潮がぶつかる潮目になっていて、美味しい魚が獲れます。
中でもカレイ類は「まつかわ」「おひょう」「浅羽ガレイ」「黒ガレイ」「砂ガレイ」など多くの種類が味わえます。
そして、カレイの刺身といえば「まつかわ」と「おひょう」。
とくに、まつかわの味はヒラメと同格と言われます。
以上、お店のテーブルにあった説明書からパクリました。
午後から隣の様似町に行き、I建設さんの前浜からアポイ岳を写しました。
まだ登ったことはありませんが、高山植物で有名ですよね。
札幌に帰る途中、いつものように柵山水産で煮ダコを買って帰りました。
サービスしてもらったイカの一夜干しも美味しかった!
第22回 機関区車庫と黒ラーメン
11月1日(火)の朝のことです。
当社のN社長が突然、言いました。
「祝日で悪いけど明後日(文化の日)、夕張まで行ってもらえないかな」
「えっ? 夕張ですか?」
「ついでに紅葉を見てくれば」
「社長、夕張の紅葉はもう終わってますよ」
「じゃあ、温泉に入ってくればいいだろ」
「それ、グッドアイデアですね!」
というわけで私は3日の昼前、札幌を出発して夕張温泉、じゃなくて、取材に向かったのです。
取材先は旧夕張鉄道鹿ノ谷駅の機関区車庫。
今では珍しい木造のトラスを使った車庫の解体工事が一般公開されました。
NPO法人「北の民家の会」が主催するイベントです。
解体されたトラスや構造材は、岩見沢市内で来春着工予定のワイナリーに再利用されます。
解体から移設、新築まで、岩見沢市のT建設が請け負っています。
16枚のトラスは形状を保ったままクレーンで下ろします。
戦時中に建てられたと思われる車庫。
電動工具のない時代の高度な建築技術を間近で見ることができました。
取材を終えて、遅めのランチを食べに夕張駅隣接の屋台村「バリー屋台」へ。
2009年9月にオープンした夕張の新名所です。
現在、7店が入居しています。
かの有名な「鹿ノ谷3丁目食堂」でソバを食べ、さらに「夕張ラーメン」で黒ラーメンを食べました。
黒いのは竹炭だそうです。石炭ではありません。
お店のおばさんに「自家製麺ですか?」と聞くと、「登別から取り寄せています」とのこと。
あっさりした醤油ベースで、どこかレトロな味でした。
締めはもちろん温泉。
夕張といえば「ユーパロの湯」が有名ですが、現在は経営難から休館中。
岩見沢へ抜ける途中に「万字温泉」というひなびた温泉があったのですが、残念ながら閉鎖してしまいました。
結局、まだ入ったことのない「レースイの湯」に行くことに。
夕張駅直結のホテル「マウントレースイ」に併設の温泉施設です。
泉質は肌に優しいナトリウム炭酸水素塩泉、いわゆるモール温泉。
露天風呂も広く、内湯はジャグジー、ミストサウナ、高温と低温に分かれた大浴場。
ただ、加温、循環ろ過、塩素殺菌が残念ですね。
札幌へ戻る途中、夕張橋から見える山々を眺めながら考えました。
あと半月早ければ、道内屈指の紅葉を堪能できたのに・・・。













