今年9月には、第20回アジア競技大会が名古屋市を中心として岡崎市や西尾市、一宮市など愛知県内各都市で開催される。そのメイン会場がパロマ瑞穂陸上競技場である。大会開催を目指して、改修工事も行われていたが、すっかり終わって大会開催を待つのみだということだ。そのプレ大会ではないが、今年の日本陸上競技選手権大会は、6月にパロマ瑞穂で開催される。この日から始まった東海学生陸上競技は、さらにそのシミュレーションにもなるであろう。
会場には、アジア大会のシミュレーションを打合せしているのかなと思われるスタッフの人たちの姿もあった。会場そのものは、椅子もゆったりとしているし、天井屋根も大きいので、今日のように日差しの強い日でも、日よけとしては十分に役を果たしそうだし、雨の時でも多くの場所で凌げるのではないだろうかと思えた。
周辺も含めて、会場はゆったりと作られているのかなという印象だった。ラグビー場も回収されて椅子などもクッションが備え付けられているというようになっていたのだけれども、パロマ瑞穂スタジアムはこのアジア競技大会を機に、かなり思い切って改修されているのかなという印象だ。
そんな中での東海インカレだが、初日のこの日はトラック競技としては、ハードル競技はじめ、男女100mの予選~準決勝、男女400mの予選に、1500mの予選~決勝、そして夕方には10000m決勝が予定されていた。
女子1500m、ラスト一周の競り合いで、日本福祉大・林彩夢さんがリードし逃げ切る
女子1500mは、名城大勢と日本福祉大勢の対決構図となったが、序盤は名城大が金森詩絵菜さんをはじめとして大谷芽吹さん、岡本彩希さんがリードしていたが、残り500mを切ったところで日本福祉大の林彩夢さんが抜け出して、そのまま逃げ切った。記録は4分26秒82だった。それに引っ張られた齊木宥月さんも3位に食い込んだ。2位には大谷さんが4分28秒04で食い込んだ。
男子の1500mはラスト1周というか、残り200mくらいから激しいデッドヒートとなったが、最後は逆転で愛工大の加藤晟君が4分10秒06で優勝。2位には鈴木駿介君(中京大)が4分10秒60と僅差で入った。そして3位にもわずか0秒03差で田口大翔君(静岡大)が入った。このレースも、見ごたえは十分だった。
激しいデッドヒートとなった男子1500m
東海インカレの場合は、関東や関西に比べると、どうしても記録的には及ばないという現実は否めない。だけど、東海地区の学生陸上の現在地はしっかりと確認できた。かつては、男女とも中京大が圧倒していたかなという印象でもあった。しかし、中京大はもちろん上位に多くの選手がいるのだけれども、静岡大や名古屋大といった国立大も頑張っている。
そして、女子長距離では名城大は駅伝も制しているし全国レベルだが、日本福祉大も食い下がっている。それに、至学館大と鈴鹿大、東海学園大などもよく名前が効かれた。男子では岐阜協立大も躍進してきているようだ。1500mを制した愛工大も見事だった。
男子1500mを制した愛工大の加藤晟君
尚、フィールド競技は、投擲はサブグラウンドで男女ハンマー投げの決勝が行われていた。そして、女子走高跳と女子7種競技も行われていた。
これから陸上シーズンに突入していき、それがひとしきり終わると、秋口からは駅伝シーズンとなっていく。そうした、大学陸上界も楽しみといえば楽しみである。
この日は名古屋市内は、夏日を記録するほどの気温だったが、新装パロマ瑞穂スタジアムは屋根も広く設けられており、椅子の感覚もまあ悪くはないかなというところで、居心地としてはいい場所だったかなぁという印象でもあった。
日本福祉大の応援横断幕




