今年も予定通りに7月中に全国49地区での各地区大会を終了。その優勝校が集結する第108回全国高校野球選手権大会が5日に開幕する。その組み合わせも1日にリモート抽選という形で行われた。その状況をSKY-Aで放映されていたが、今までにないような形で、ちょっと不思議な感じで観ていた。ホールでの抽選では、対戦が決まるたびに、「オーっ」とか「うわ~っ」などという歓声などで包まれるのだが、今回はそれがなく、淡々とした形で進んでいった。
大会6日の第2試合で昨年度の夏と春の優勝校対決「沖縄尚学・横浜」が決まった。従来ならば、この時なんかは、何とも言えないざわめきと歓声で包まれるところなのだろう。けれども、今回はそんなざわめきがないまま、淡々と組み合わせ抽選が進んでいった。
こうして、初戦の1・2回戦~3回戦までの組合せが決まったのだけれども、第7日の「享栄・履正社」「三重・松商学園」や近畿勢対決の「社・智辯和歌山」に九州勢対決の「東筑・神村学園」など注目のカードも多い。「関東一・英明」も力のある学校同士の対戦となって興味深い。ここからベスト8までは一気に進んでいくのだけれども、ベスト8入りは固いかなと保証されているようなところはどこもない。だから、優勝候補を挙げることも難しいとは思う。
大会は第1日は16時からの開会式と、17時30分~の開幕試合「札幌日大・仙台育英」のみが行われる。さらに、大会2日目も16時~と、18時30分~の2試合のみ。そして、第3日から第8日までは午前1試合と午後は13時30分から3試合という振り分けになっている。さらに第9日と第10日は13時30分~の3試合という予定だ。第11日と第12日の3回戦は朝8時の第1試合から2時間半刻みの4試合が予定されている。中1日の休息日を設けて、再抽選後の準々決勝も同じ時刻で始まる。1日開けて準決勝は8時と10時30分。決勝戦は10時プレーボールという予定になっている。
こうした日程になっていっているのは、ここ数年の夏の日中の暑さから、少しでも回避するための対策である。日常の中でも暑さ対策という言葉がごく普通になってきた近年の夏の暑さである。それでも、高校野球は現状では、お盆をピークに全国選手権が開催されるという日程に変わりはないのだ。
もっとも、ボクなんかは、全国の地区大会が終わった段階あたりから、既に秋季大会を目指す全国各地の学校の方が気になってしまうのだ。ほとんどのチームでは、地区大会で敗れた翌日から、新しいチームがスタートしていくというのが高校野球のカレンダーでもある。そして、早いところでは、8月半ばには地区ブロック予選や、新人大会、シード決めの大会なども開催されていく。
こうして、高校野球は一つ大会が終わるとまた、次の大会が始まっていくのだ。そうした中で、現場で山積する問題にも対処していかなくてはならない。だから運営側は、それはそれでとても大変であろうことも察せられる。
高校野球を追いかけていくということは、こうしたスケジュールの中で、また次への楽しみを見出していくということにもあるのだ。そんなことも、長く高校野球が多くの人に支えられ、見守られてきたということもあるのだろうと思う。それだけに、現状行われていることを改革していくこともまた、きわめてハードなことだろうとも思われる。
今後は、そんな所にも気を配りながら、高校野球を追いかけて、ささやかながら思いを伝えていきたいとも思っている。



