ファームのウエスタンの試合だけれど、中日根尾昂がくふうハヤテを8回1失点 | 週刊テヅカジン

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手束仁が語る、週刊webエッセイ

 ゴールデンウィークの谷間と言っては何だけれども、前半の三連休の後の平日ということだけれども、4月30日~5月2日の3日間を休みを取っていたら10連休という人も多くいたであろうと思われる(まあ、セミリタイア的なボクにとっては、そうするまでもないんだけれどもね…苦笑)。

 そんな4月最終日の30日、ナゴヤ球場では12時30分からのプロ野球ファームのウエスタンリーグ公式戦があった。今季から二軍のみということだけれども、NPBに参戦している静岡を本拠地とするくふうハヤテと中日との試合がナゴヤ球場であった。

中日の根尾昂(大阪桐蔭)は、8回を1失点、まずまずの内容だった

 

くふうハヤテ 000 000 010=1

中日Dragons 010 300 01X=5

 

 12時30分試合開始で11時40分開門ということだったが、その前から多くの人が列を作っていた。それぞれが押しの選手の背番号のレプリカユニフォームに身をまとっているのが目立つのだけれども、ことのほか「7」の根尾昂(大阪桐蔭)のユニフォームを身に着けている人が多いなぁとも感じていた。この日の先発はその根尾投手だった。

 言わずと知れた、甲子園の高校野球全国制覇の投手でドラフト1位で中日に入団したのだけれども、当初は野手をやっていたりと、いくらか迷いもあったのかもしれないとは思っている。ここへきて投手専念となっているが、中日の一軍は投手陣の層が厚いのでなかなか上に上がれないというのが正直なところであるのかもしれない。

くふうハヤテの大生虎史(柳ヶ浦)

 それでも、この日の根尾は立ち上がりから、いい感じで投げていたのではないかなという印象だった。結局、8回に失策で出してしまった走者を、代打橘八重龍誠(きつばえりゅうせい=昇陽→すながわリパーク)のタイムリーで帰してしまい、1点を失ったものの8回を投げて被安打5は決して悪い内容ではなかったのではないだろうか。9回は、中日は石森大誠(遊学館→東北公益大)が2安打されながらもアウトはすべて三振という形で絞めた。

 くふうハヤテは2006年生まれの若い大生虎史(おおばえこうし=柳ヶ浦)が先発したが、中日は2回にロドリゲス(キューバ)の犠飛で先制。4回には、2人目の東海林碧波(早稲田実→早稲田大)の何と4つのワイルドピッチで2点を貰った中日はさらに一死三塁からまたもロドリゲスの犠飛で4点目。タイムリー打のないまま4点リードとなった。中日としては何がよかったということではないままに、リードを貰えたということになった。

8回に代打で起用された鵜飼航丞(中京大中京→駒澤大)は、いい当たりではあったが…

 7回にも中日は暴投で追加点を得る。結局、この試合の中日は、暴投で3点、犠飛で2点の合計5点。くふうハヤテとしては、あまりにも投手を含めてだけれども守りが雑なのではないかなぁという印象は否めなかった。

 中日は8回に土田龍空(近江)の失策から1点を失った。また、その裏代打で出場した鵜飼航丞(中京大中京→駒澤大)はいい当たりではあったが、左飛に倒れた。

 この日は、夜にはバンテリンドームでDeNAとの試合もあるので、はしごで中日の試合観戦をする人も多いのではないかと思われた。ホームとなる中日の三塁側スタンドには、かなりのファンが入っていた。改めて、地元での人気を感じさせてくれるものではあった。

内野スタンドには、こんなにも多くのファンが詰めかけていた