いよいよ、２週間後の今月28日（金）に、第94回センバツ高校野球大会の代表校が発表される。昨秋の地区大会の結果を重要資料として代表32校を選出していくのだが、昨秋の地区大会の結果を基準としてボクなりに代表32校を予想してみた。21世紀枠代表や関東・東京６校目、中国・四国地区の５校目などが難しいところだけれども。果たして、１００点満点となるだろうか。
【北海道地区】・・・１枠
クラーク記念国際：優勝
【東北地区】・・・２枠
花巻東（岩手）：優勝 、聖光学院（福島）：準優勝
北海道と東北地区に関しては、まず間違いないところだろう。
【関東・東京地区】・・・６枠
明秀日立（茨城）：優勝、山梨学院（山梨）：準優勝 、木更津総合（千葉）：4強 、浦和学院（埼玉）：関東4強 、國學院久我山（東京）：東京優勝 、二松学舎大附（東京）：東京準優勝
難しいのは関東８強の東海大相模と東京準優勝の二松学舎との比較ということになる。東海大相模は前年優勝校でもあるが、何となく雰囲気としては、秋季大会の戦い方からも二松学舎の夏春レ連続出場になるのではないかという感じがしている。エース布施君の投球も安定している。
二松学舎のエース布施東海君
【東海地区】・・・２枠
日大三島（静岡）：優勝 、聖隷クリストファー（静岡）準優勝
【北信越地区】・・・２枠
敦賀気比（福井）：優勝 、星稜（石川 ）：準優勝
東海地区は静岡県から２校ということになってしまうけれども、この両校が優勝、準優勝でもあり、選出されて順当だろうㇽ聖隷クリストファーは東海地区大会ではミラクルな戦い方が印象的だった。
敦賀気比は、福井県大会は３位校ながら、北信越大会では圧倒的な強さを示した。
日大三島の選手たち
敦賀気比の大黒柱でもある上加世田君
【近畿地区】・・・７枠
大阪桐蔭（大阪）：優勝 、和歌山東（和歌山）：準優勝、・天理（奈良）、4強 ・金光大阪（大阪）：4強 、東洋大姫路（兵庫）、8強 ・京都国際（京都）：8強 、近江（滋賀）：8強
大阪桐蔭の明治神宮大会優勝で、１枠増となったが、その１枠を巡って近江と市立和歌山の争いになりそうだけれども、地域性なども加味して近江だはないだろうか。同じ近畿大会８強でも、エース森下君が健在の京都国際と兵庫県の東洋大姫路は固いのではないだろうか。
【中国・四国地区】・・・５枠
広陵（広島）：中国優勝、広島商（広島）：中国準優勝、岡山学芸館（岡山）：中国4強 、高知（高知）：四国優勝 ・鳴門（徳島）：四国準優勝
例年のことながら、ここは５番目の椅子が難しい。まずは中国地区からか四国地区からかというところにもなる。山陰勢が４強に残っていれば、選出される可能性は非常に高い。しかし今回は山陰勢が中国大会４強におらず、４強は決勝進出の広島県２校と岡山県の山陽勢となった。チーム力ということで言えば、四国地区の明徳義塾という声もありそうだが、四国１位が高知である。高知県から敢えて２校選出はどうかなということで、岡山県大会で優勝した倉敷工となるのではないかと予想する。
【九州地区】・・・４枠
九州国際大附（福岡）：優勝、大島（鹿児島）：準優勝、有田工（佐賀）：4強、長崎日大（長崎）：4強
毎年九州地区は、それほど悩まない。と言うのも、代表４枠は、よほどのことがない限りベスト４以上に残った４校でほぼ決まりというのが例年のパターンだからだ。今年は、大島と有田工という公立校が食い込んでいるのが楽しみだ。
九州国際大附の゜注目の長距離打者・佐倉君
【21世紀枠】・・・３枠
大分舞鶴（大分）：九州ベスト８、太田（群馬）：群馬県８強、札幌国際情報（北海道）：北海道４強
毎年難しい21世紀枠代表校だが、西日本の大分舞鶴は九州大会に進出も果たしており、好試合もしており固いのではないかと思える。東日本では、地区大会の実績からは札幌情報国際と近年の実績で太田との争いになりそうだ。結局のところは、３校目枠でこぼれたどちらかが選出ということになるのではないかという気がしている。と言うことで、難しいところではあったけれども、この３校が選出されるのではないかと予想した。
なお、21世紀枠の地区推薦校は他に東北地区：只見（福島）、 東海地区：相可（三重）、 北信越地区：丹生（福井）、 近畿地区：伊吹（滋賀）、 中国地区：倉吉総合産（鳥取）、 四国地区：高松一（香川）となっている。オールドファンにとっては高松一などは心が動くところであろう。倉吉総合産もありかなとは思えるけれども、山陰地区は学校数の割には21世紀枠での出場が多いのではないかという気もしているので、今回は見送りとなるのではないかと予想した。