女魯山人のブログ -770ページ目

山の芋

女魯山人の大好物山の芋を紹介します。

山の芋、自然薯、長いも、つくね芋、大和いも、いろいろありますが、これらをおろして摺ったものを称してとろろと呼んでいます。

自然薯が味も、ねばねばの度合いも、栄養価の面でも一番優れていますが、なんせグニャグニャ曲がっていてひげなども生えていて綺麗に皮をむくのが一苦労。

その上、あくも強いので剥いてる端から色が黒ずんできます。近年は自生のものだけではなく栽培も出来るようになってまっすぐな自然薯を手に入れることも出来るようになりました。

私が愛用しているのは丹波の山の芋です。
丹波笹山山の芋
これは丸い拳固のような形をしています。

旬は冬です。

一年中ありますが、秋に収穫するので新物は晩秋の頃で、これが一番美味しいです。


おろしたそのまま
おろしたままの山芋をお味噌汁に浮かべたり

のりで包んで揚げたり、お好み焼きのように鉄板に敷いて豚バラなどを入れて焼いても素晴らしく美味しいものです。

他にも真ん中に卵黄を落として月見としたり、

マグロをぶつ切りにして山芋を掛けたものを

山掛けと言います。

山芋の効用は古くから知られていて山薬と言われていましたし、松の内に食えば中風に罹らないとも言われています。

また、強壮食品としても広く知れ渡っていて特に男性に利くといわれてきました。
出汁でのばしたとろろ
なんといっても山芋はとろろです。

鰹の利いた出汁でのばして麦ご飯に掛けて、つるつると食べるとなんともいえません。

夏場にはよーく冷やしてご飯に掛けたりお蕎麦に掛けたりするとたまりません。


麦ご飯
何故だかとろろには麦ご飯が合いますね。


麦ご飯のとろろ掛け
麦ご飯にとろろを掛けて香りの良い四万十の青海苔を振りかけて食べます。

モー何倍でもつるつるっといけちゃいますね。

ところでとろろご飯はつるつると入っていくのでほとんど噛んでいないので消化に悪いのではと心配になりますが、心配ご無用です。

生のとろろはでんぷん分解酵素を主体とした消化酵素が豊富にあるのでご飯やとろろ自体のでんぷんを糖化して消化しやすくなっているのです。優れものです。









山椒の実

庭の山椒に実が沢山つきました。

昆布を煮たり、お魚やアナゴなどを煮たりする時に振り入れて使います。

香りがよくいいアクセントになります。

山椒は小粒でピリリと辛いというようにそのままでは本当にぴりぴりと辛いものです。

採った山椒は3回ほど茹でこぼします。

そうやって辛さを抜いてから使います。


山椒の実を茹でる
たっぷりの水で噴いてきたら水に晒すという作業を3回繰り返す。

ジップパックで冷凍して保存します。

冷凍したらパックを揉んでぱらぱらにしておけば何時でも少しずつ使えます。
水で晒す

昆布と山椒の佃煮
出し殻の昆布で作った山椒と昆布の佃煮です。

この山椒を使ってじゃこと山椒を煮たものも美味しいです。
























藪蕎麦

池之端藪蕎麦

池之端の帯締め屋さん道明へ行ったついでに寄って来ました。

藪蕎麦御三家の一つです。

雷門の並木藪蕎麦

神田の神田藪蕎麦

そして今日紹介する池之端藪蕎麦です。

藪蕎麦はどこもつけ汁がかなり辛口です。江戸っ子は汁をたっぷりつけるのは

野暮だといいますが、あれじゃあ沢山は付けられません。

死ぬまでにそばつゆをたっぷり付けて蕎麦を食ってみたいと言う落語があったような気がしますが・・・

とまれ、美味しいおそばではあります。

まずはビールと抜きと呼ばれる蕎麦無しのてんぷらが出汁に入っているものを注文しました。
蕎麦味噌とビール
抜き
この抜きは掛けそばなどの汁とは違う薄めのお出汁で出てきます。


ざる
ざる蕎麦です。

硬さも喉越しもいい美味しいお蕎麦でした。











赤城山


月に一度の植物学の先生との植物観察に行ってきました。

今回は赤城山です。

赤城山は群馬県において温泉がないことで幸か不幸か開発が進まず、自然が、壊されずにそのまま手付かずで残っています。

嬉しい事です。

今回はシロヤシオとツツジと深山桜に会うのが目的です。

写真はクリックして拡大して見て下さい。


ポピー
街道の脇に沢山のポピーが絢爛と咲いていました。


ポピー
花弁が透けているようでとても綺麗です。
マツバギク
マツバギクです。


ムラサキツユクサ 夏の草花ムラサキツユクサです。




ハコネウツギ
ハコネウツギも綺麗に咲いていました。


ヤマグワの実
美しい色に色づいたヤマズミの実です。

黒く熟したものを食べてみましたが、そんなにおいしいものではありませんでした。


マタタビの葉
マタタビの葉です。葉が真っ白になっていますが、これは花の季節だけに葉を白く変えるのです。

マタタビの花は葉の裏にひっそりと咲くので(雨の季節に咲くので雨を避けるために葉の裏に咲く)そのために花がめだたないために虫や蝶を誘うために葉を目立つ白い色に変えるそうです。

葉が白く変わるのは花の季節だけと言う事です。

不思議ですね。種の保存の本能でしょうか。

道路の崖に張り付くようにマタタビノはが真っ白になっていてまるで白い花が咲いているようにみえます。
マタタビの葉















ヤマズミも綺麗に咲いていました。ヤマズミ


山の中でやはり温度が低いので里と比べるとまだまだ春の草花が元気に咲いています。


ラショウモンカズラ
こちらはラショウモンカズラです。













アカギムラサキケマン こちらはアカギムラサキケマンです。


クワガタソウ
クワガタソウ

実が昆虫のクワガタに似ています。


ヤマツツジはいたるところに咲いていました。

未だつぼみが結構付いていたので今週末くらいが満開かもしれません。

ヤマツツジ



ヤマツツジ









ヤマツツジの群生




山の斜面にも一面にヤマツツジが咲いています。
















今日の目的の一つ、ミヤマサクラです。

白い綺麗な桜でした。



ミヤマザクラ

ミヤマザクラ

ミヤマザクラ

ミヤマザクラの花
確かに幹も葉も桜です。



そして今日の目的のもう一つ。

シロヤシオ

皇太子と雅子様の子、愛子様のおしるしです。

葉が5枚あるのでゴヨウツツジとも言います。

花は桔梗咲き、花の終わりは純白のまま落下して樹上で茶色に変色する事はありません。


シロヤシオ
ツツジとしてはかなり背の高い大きな木に花をつけます。

幹は松目模様、葉は臙脂がかった薄茶色の縁取りがあります。


シロヤシオの幹

シロヤシオの五葉の葉

シロヤシオ
本当に清楚で美しいツツジです。


ウチワカエデ
高原の空を透かしてウチワカエデの大きな葉が綺麗な緑色に輝いていました。

山の中は本当にいい気持ちです。













帯締め

帯締めの道明。

有職組紐の道明といい、手で編んだ組紐の帯締めだけを扱う店です。


道明
江戸中期の創業、その歴史は350年と言う老舗です。

上野池之端にあるこじんまりとした佇まいの小さなお店です。









お店にはこんなに美しい色とりどりの帯締めが並んでいます。

ここの帯締めはきつく締まりすぎず大変具合がいいと評判です。

着物のものは京都がいいと言われていますが、帯締めに関してだけは東京のここのものに勝るものはないと言われています。


女魯山人は帯留めをすることが多いので三尺と言われる普通の帯締めより細くて帯止めの金具が通るようになったものを2本買い求めました。

包装してくださっている間にお茶と道明と名前を押した干菓子を出してくださいました。


三尺帯締め
今日買い求めた三尺です。

また、着物を着る楽しみが出来ました。