目次
#09
#10
#11
#12
他シナリオ
#09『わかりません！』
評価：11/15点
▶ 脚本（シナリオ＋構成）：4/5点
▶ キャラクター：4/5点
▶演出（作画＋美術＋音響）：3/5点
感想
前回に続き始めの4人の内のひとりに焦点が当たる回。那古屋の当番回。安定して常位を取ることはできるが、一着を取ったことがないという状況の中父親と会話することで自己分析をすることになった。リンカイ第1話時点ではこんなストーリーが組み込まれるとは思ってもいなかった。この作品はいろいろとすごいなと感じる。で、自己分析も思いのほかしっかりしていた。お嬢様である那古屋が実践することで、高いレベルの自己分析にも納得できた。それと厳しいお父さんという印象ももちろんあるが、それ以上にダメ出しだけじゃなく改善点を一緒に考えてくれる良い上司みたいな感じがして単純に好感を持てる。この父あってこの家族ありなんだろうなとすごく感じた。また、話の落としどころもキャラ特有のもので良かった。自身の育った環境から遠慮しがちな性格はあるが、その実勝ちたいという気持ちは人一倍持っている。だからこそ競輪という道を選んだ。時に論理的な言葉よりこうした熱意のある言葉の方が人を惹きつけることがありますよね。ただし視聴者的にはこんなことで簡単に買ってほしくないというのが本音としてはあった。そして勝てなかった。競輪の厳しさを感じるいいひきだったと思います。視聴者は全員納得できたと思います。
以上。
#10『代謝』
評価：11/15点
▶ 脚本（シナリオ＋構成）：4/5点
▶ キャラクター：4/5点
▶演出（作画＋美術＋音響）：3/5点
感想
10話以降感想無しとします。
#11『競輪場』
評価：9/15点
▶ 脚本（シナリオ＋構成）：3/5点
▶ キャラクター：3/5点
▶演出（作画＋美術＋音響）：3/5点
感想
記者の取材を経て、自身の発言に後悔を感じ競輪場に向かうことに初めてマイナスの感情を抱くまでの物語。競輪がテーマの作品でこういう話が出てくるとは思っていなかった。つい自身に向けられる感情を気にしちゃうとそれが自身の足元を固めてしまうことがありますよね。そんな彼女に対して久留米が何か手を差し伸べるのか。また。恐らく次回がルーキーファイナルのレースになるはず。今作の大一番になることは間違いないので楽しみですね。
#12『もがけ、未来へ！』
評価：8/15点
▶ 脚本（シナリオ＋構成）：3/5点
▶ キャラクター：2/5点
▶演出（作画＋美術＋音響）：3/5点
感想
良い最終回だったと思います。泉の抱える恐怖にけじめをつけつつ、今作最後のレースとなるルーキーファイナルをメインとする展開でした。2つのイベントをそつなくこなしたなという感じ。個人的にはこれらのイベントを混ぜて進めてほしかった感はあります。なんとなく淡白な内容に感じました。ということで今話の内容に振り返ることは特にないです。
全体の振り返りとして、最後のレースとしてルーキーファイナルを持ってきたのは非常に良かったと思います。下手に大舞台でのレースとかにすると飛躍しすぎて現実離れしますし、何より今作のテーマ？からかけ離れますからね。今作のテーマかどうかわかりませんが、リアルな競輪を感じる作品になっていることは間違いない。そこを崩さない舞台であり視聴者的にも納得のいくレースだったと思います。願わくば熊ちゃんを出してほしかったな感はありますね(笑)。
今期はレース枠としてハイスピもありましたね。ハイスピは私のお気に入りの作品です。それはレース展開が死ぬほど面白かったからです。そのレースに関して本作はなかなか難しいものがありましたね。はっきり言うとレースは面白くなかった。競輪を通してキャラクターが変化する様子を見るのが面白かった。だからこそ、競輪という題材である以上レース描写にもっと力を入れることが出来ればもっと盛り上がったんじゃないかなと思いました。
以上。
その他のシナリオ
