目次
#09
#10
#11
#12
他シナリオ
#09『ツーリングと桜めぐり』
評価：10/15点
▶ 脚本（シナリオ＋構成）：4/5点
▶ キャラクター：3/5点
▶演出（作画＋美術＋音響）：3/5点
感想
リンがソロキャンをする回。第一話以降のソロキャンですね（第5話？のなでしこのソロキャンは除く）。
どういう流れでソロキャンに至ったのかは今話では省かれていましたね、前回のひきが今回のキャンプの全てです。流れとしては”スクーター→ソロキャン→ゴミ拾い→お料理→お花見ドライブ→露天風呂”という感じ。終始りんをメインとして映しつつ、ついでみたいなノリでなでしこが登場した。視聴者がこれまでのゆるキャン△からイメージしていた志摩リンというキャラからかけ離れたような掛合いやキャンプ描写が描かれた。これが、りんが成長（変化）したということなのか、それとも製作者によってなのかはわからない。ただし一つ言えることは私たちの求めていた志摩リンではなかったということ。リンは他のキャンパーに話しかけれらた時にあんな平然とした対応をするようには思えない。パスタを作る時にあんなふざけるような子じゃないと思っている。また、この他にも「これ、ゆるキャン△か」と違和感を感じる描写が多々あった。指摘はこれぐらいにして。
ゴミ拾いするりんと、そのりんを大学生と考えたカップルがよかったです。前回までの流れを活かすべくトマトのパスタを作ったのもよかったです、またパスタは安定して美味しそうでした。なでしこはあいかわらずハードワーカーですね。露天風呂でのリンのやり取りがあった分、なでしことの対比がうまくなされていたと思います。これ以上の感想がない。
次回はお花見キャンプ、ではなくまさかの千明のソロキャン。これ各メンバーに焦点を当てつつ最後の1話か2話使ってお花見キャンプする感じなのかな。これまでのゆるキャン△シリーズのように最後にスケールの大きいキャンプをやってほしいなと思っていましたが、残念なことにそうならなそうですね。
以上。
#10『ちくわと電車と千明のソロキャン』
評価：11/15点
▶ 脚本（シナリオ＋構成）：3/5点
▶ キャラクター：4/5点
▶演出（作画＋美術＋音響）：4/5点
感想
タイトルの通り3つのストーリーからなる回だった。
タイトルの順番通りに振り返る。
ちくわ。春になりちくわがようやく外に出始めました。ただしちくわの出番は特になく、また恵那の出番もそこまでなく。むしろ新キャラ2人の登場がメインでした。オープニングにずっといたあの二人組です。名前は忘れました。あおいの妹がキャラデザの変更に伴いこの姿になったものだとずっと思っていました。違いました(笑)。本作にこれまでいなかった絵描き枠とその幼馴染風のキャラ。正直、今話の限りでは魅力を感じなかったし、この後の花見キャンプに登場するようには思えなかった。次のシーズンを見越しての登場のように感じた。ちなみに恵那が絵上手いねとか言い出したから、ヨ〇クラの暗い雰囲気を思い出してしまった。最悪です(笑)。
電車。電車と言いつつ、りんはりんで、なでしこは姉とそれぞれ花見とかを楽しんでいた様子がほとんで、そんな彼女たちが落ち合ったのが電車が展示されている広場だったというだけ。今話はこの3人で何かをしたわけではなかった。次回持越しなんでしょう。
千明のソロキャン。翌日のキャンプ場に千明だけ先に入り、ソロキャンプをするお話。俺たちの求めていたゆるキャン△を千明(だけ)が実践する珍しい展開。作中ツッコミはなかったが、駅から50分歩くキャンプ場とか素人の私には考えられない。千明は生粋のキャンパーになったんや(知らんけど)。到着してから尺も少ないので、ノンアルのカクテルとつまみを作って、ブレスレットを作って、猫と戯れて、風呂に入る。尺の割にいろんなことをやっていたことで、視聴者は思いのほか満足できました。こういうショートストーリーの場合、どうしても最後の物語が一番頭に残るんですよ。そういうわけで、今話の最後に千明のソロキャンを持ってきたのはゆるキャン△という作品においては良い構成だったのかなと思います。また、湯船につかっているところにあおいが現れるサプライズで幕引きだったのもいいですね。
ひとまず次回は今話からの続きになりますね。なでしこたちと千明たちの2つの面から展開されそう。
以上。
#11『思い出の風景』
評価：10/15点
▶ 脚本（シナリオ＋構成）：3/5点
▶ キャラクター：3/5点
▶演出（作画＋美術＋音響）：4/5点
感想
前回の続きとなる回。
前半はあおいと千明、後半はなでしことリンと桜さんがメインとなり物語が進行した。どちらかというと、というか断然前半の方が面白かった。あおいがどうして前日にキャンプ場に来たのかというお話でしたね。ロードバイクを手に入れて気持ちよくなっちゃったから(笑)。それにしても「ろんぐらいだぁす！」に負けないクオリティで良かったです。ロードバイクについて詳しくなくてもおばさんのメモをあおいちゃんが実践しながらサイクリングしていたので楽しく見られた。何より気持ちよく走っている姿が魅力的ですね。パンクしてしまいましたが(笑)。キャンプ道具一式持ってきたものかと思っていましたが、本当にただ来ただけだったのは面白かった。後半戦はなでしこ達ですね。それぞれのその日の思い出に触れながらプリン食べて、山焼きに触れて、解散って感じ。キャラクターが何かをしたわけではないのであまり面白味はなかった。ただ解説するだけでは面白くないことが分かった(笑)。
次回、ようやくキャンプですね。今話はキャンプの描写が一度もなかったので視聴者一同飢えに飢えてますよ(笑)。しかも恐らく今期最後のキャンプの前半戦かなと思います。恐ろしいことに今期は全員揃ってのキャンプが一度もなく、またキャンプの描写もひどく少ないので盛大に盛り上げてほしいです。
以上。
#12『４月２日、花見キャンプ』
評価：11/15点
▶ 脚本（シナリオ＋構成）：4/5点
▶ キャラクター：3/5点
▶演出（作画＋美術＋音響）：4/5点
感想
全員集合の花見キャンプで今期終了！
先ず、今話の全体構成から。”前日→当日！ジンギスカン→夜の花見→次の物語”という感じ。起承転結のあるような感じではなかったが、しっかりとした構成だった。前回の流れの引継ぎをする序盤(前日)、本題となるメインのキャンプ、終盤には続編を見越しての展開作り。前日のお話が思っていたより長かったこと以外はきれいに一話に収めていたなと感じます。序盤で展開継続しつつ、しっかりメイン部分に尺を使い、少ない尺で次回期待感を持たせる。とても見やすかったですね。
シナリオ面について。今期最後のキャンプということなので、思いっきり尺を使って押せ押せに来るのかと思っていましたが、先述の通り前日のお話が長かったですね。私は早く寝てケロとか思ってました(笑)。おしっこを我慢する千明と、その千明と通話するりんが描かれましたね。おしっこを我慢する千明(笑)。こういうアホなことをやらせるならなでしこか千明しかいない。そんな中で今回は千明が選ばれ無事その役目を果たしました。その後は志摩リンとの会話。まるで現実の作画を見せつけられる。そして眼鏡を外した千明。カワイイ。
話は飛んで当日の花見キャンプ。桜キャンプと言いつつ桜を活かした普通のシナリオが展開されなかった。今期のゆるキャン△はこんな感じでストレートを打ってこない気がする。なんか残念。ジンギスカン。カエルは食べなかった。秋葉原で食べたジンギスカンが美味しかったななんてことを考えていたらジンギスカン食べ終わってました(笑)。ゆるキャン△という作品はキャンプ飯を調理している様子が面白いというのにその描写がジンギスカンとかいう料理のせいでほとんどなかった。犬山家のジンギスカンに使う肉の下りもありましたね。だましだまされるのが犬山家なのさ。この場面の演出があまり好みじゃなかったです。ジンギスカンが終わると夜になる。桜の木の下で、写真に収めた他の桜のお話をする高校生たち。桜が泣く(笑)。この場面でも今期ゆるキャン△の強みである、ほとんど現実の作画が出ました。なんこれ(笑)。アニメの世界から現実世界に迷い込んじゃったJKに見えるんだよね(笑)。
翌日、成長したリンがなでしこに対してありがとうを伝える描写がありましたね。あ、違いました。制作会社が違うだけでしっかりと1期の頃の話だ。キャラデザに騙されました。冗談はさておき、次はどこでキャンプしようかというほほえましい会話。これだからなでりんはやめられないぜ。ちなみに鉄道巡りキャンプ？はやめとこう(笑)。
季節は過ぎ(てない)、新入生が入りました。前々回に登場したキャラたちがいましたね。野クルに入らないという選択肢はない。新キャラがどんな存在なのか知っているのに、馴染みのあるメインキャラとの絡みがない珍しい状態。この半殺しの状態で続編を待たねばならないのか・・・。
振り返りとしてはこんな感じ。温度感から伝わるかもしれないですが、期待していた最後のキャンプとは程遠かったかな。食事と夜の会話だけか。というのが寂しかったかな。前回、前々回(というか今話も)を使ってキャンプ前日の話をやるのが思ったより退屈に感じましたね。そして貯めに貯めた花見キャンプもこれで、前日の内容を活かすような展開も特になく・・・。
シーズンを通した話をすると序盤は作画慣れとキャンプがない展開に大分苦労しましたね(笑)。綾ちゃんとツーリングしていた頃が懐かしい。その後は妄想キャンプをして、そしたら花見キャンプ。今期の作風に慣れるのに時間がかかりましたね。それでも、女子高生がゆるく(？)キャンプをするという前提が面白く、また単純に作品のクオリティが担保されているので、毎週楽しく見ることが出来ました。今期ゆるキャン△では第3話から第6話にかけての綾ちゃんとのキャンプが最も面白かったかな。長かった分だけしみじみしながら見れました。
以上。
その他のシナリオ
