響け!ユーフォニアム3 #04【きみとのエチュード】感想 | じゅんぷーのブログ

じゅんぷーのブログ

ブログの説明を入力します。

▼本作の評価・感想・各話リンクは以下にまとめています。

 

 

2回目の視聴で感想文書いてます。

  あらすじ/スタッフ

初心者も少しずつ上達し、部の雰囲気も好転。サンフェスとコンクールを並行で練習するハードな日々だが、皆前向きに取り組んでいた。
しかしそんな中、求だけは不機嫌さを隠そうとせず、周囲も気を遣う始末。
緑輝がフォローするも、求の頑なな態度は変化しなかった。
そしてサンフェス当日、北宇治高校の前に演奏するのが求の出身校・龍聖学園で――。

脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:山村卓也
作画監督:引山佳代

 

  構成

【起】サンフェスに向けて…

月永家の墓参り。源一郎(祖父)と母と求くん。ここのBGMが今話のエンディングの演出とリンクしていると思わなかった。

サンフェスの練習。奏と久美子の会話。いつも通り。そんな中、求に切れられる佳穂。月永って言われて怒られたようだ。煽る久石vs沸点手前の月永(笑)。みどりの登場で解散。佳穂がかわいそう。

下校中、求くんについて会話する北宇治カルテット。月永源一郎。先週家の用事で帰って以降この調子のようだ。龍聖中学からエスカレータで高校に上がれるはずだったのに北宇治を選択したとのこと。部員の中には気づいている子もいる。みどりも聞きづらいそう。サンフェスの順番は龍聖の前…。一旦これ以上の詮索は無し。

【承】サンフェス当日

立花高校。について話し合う久美子と奏。梓ちゃん熱すぎる。俺のイメージが瓦解する。北宇治ファイトーの言い方が大好き。奏の奮闘が見られる(笑)。龍聖の登場。

低音一年の会話。弥生のズボンが破けるもいつも通りのテンションで草。真由の裁縫。以上。

滝のお褒めの言葉、松本のお厳しい言葉。恒例だが作りこみがある。久美子の北宇治ファイトー。なんだかんだ部全体では初めてだっけ??

沙里かわいいいいいいいいいいいいいいいいいい。

龍聖の樋口が沙里の出番を邪魔する。おっと言葉選びが悪かった。求との会話。求ぶち切れる。サンフェスは毎回誰かしら何かしらする。

まさかの北宇治の出番なし。竹川さんを囲む沙里ちゃんと麗奈。沙里ちゃんのテンションで褒められると友達として本当にうれしくなる。麗奈の褒め方はうれしすぎて舞い上がるやつ。前回麗奈に厳しい印象を持ってしまっていたので救済してくれた。そして久美子からもフォローが入る。歴代ドラムメジャーを引き合いに出すと視聴者が悶絶することを理解してらっしゃる。

龍聖の樋口を見かけて追いかける久美子。とみどり。当然、求の会話。源一郎先生は生徒から愛されているよう。そして源一郎は求のことをすごく気にかけているようだ。樋口もまた求のことを気にかけている。求のお姉さんが原因の可能性がある。お姉さんは3年前に亡くなっている。

【転】黄前相談所

姉の死により求を気にかけ龍聖に赴任してきた源一郎。そんな背景を知らずに決めつけで考えていた自身に落ち込む久美子。求としっかり話すことを決意するみどり。先輩は大変なのです。

真由のレッスン。コンバス夫妻がいないことに不満をあらわにする奏。あやす真由。あきれ調子で練習を再開する奏。こんな奏は見たことない。真由の領域が展開され始めている。今話では1年生たちと仲のいい描写が数多く見られた…。

みどりと求の会話は何も起こらなかった。

求について久美子と滝の会話。コントラバスをもう一人追加しないかどうか。源一郎から求を龍聖に転校できないかという相談があった。

久美子とみどりの下校。久美子は同級生からも相談を受けるなんて。みどりは求に謝罪され半ば話すことを拒否されていた。信頼されていないのかもと落ち込むみどり。久美子は月永の事情を知っているからこそみどりに申し訳なさを感じる。

その後久美子の最寄り駅にて求の待ち伏せに遭遇。求からも相談を受けることに。樋口は良いやつだんだよ許してやってくれ。みどりについて。転校について。おじいさんのことが嫌いなわけではない。お姉さんはおじいさんのもとで指導を受けたことで学生間でかなりもめたようだ。そして病気になり吹奏楽への情熱がないままに亡くなった。そういう経緯がありおじいさんの元で吹奏楽をしたくなかった。みどりにこのことを話さなかったのは、みどりがお姉さんに似ているから。お姉さんが夢見た吹奏楽の体現者がみどりだった。だからこそみどりには今のままでいてほしいと願う求。別れ際、北宇治に残ることを話す。久美子からは源一郎と樋口に話すように指示する。気持ちは演奏に出る。久美子はこのメンバーで最高の演奏をしたい、胸を張れる演奏をしたい、だからこそ求にもいい演奏をしてほしい。それだけ。ここの演出がずる過ぎるし、この後お姉さんを思い出して生存確認してるの好き。

翌日?久美子と求の会話。

【結】エチュード

みどりと求。みどりからの演奏の提案。求から曲のリクエスト。『愛の挨拶』

次はあがた祭

 

  評価:15/15点

 *各5点満点で評価する

■脚本(シナリオと構成)

点数:5

ポイント:終始、求を中心に回る回だった。月永家の墓参りに始まり、みどりとの演奏で終わる。この始まりと終わりはどちらも同じ曲が使われていました。『愛の挨拶』。幕開けでは姉をしのぶために使われ(多分)、幕引きでは姉のように慕うみどりとともに演奏していた。今話、実は求の中でな大きな変化はなかったんですが、これにより視聴者にとっての求とみどりという存在・価値が大きく変わったなと感じました。

テレビ放送でのサンフェスを捨てて求に力を入れるという判断もよかったと思います。なぜならサンフェスによって求関連で変化がないからです。ここでちんたらして2話構成にしたらそれこそ求のストーリーが視聴者に薄味に感じしまいます。*立花高校の下りは京アニとして将来を見越しての立ち回りな気がします。もしくはこれからのシナリオ進行の中で立花高校が大きく出てくることがあるのかもしれない。

また全体の構成としては、(1)求にトラブルの種がある(2)久美子たちの謎解き(3)事実発覚(4)黄前相談所(5)解消。求の中の小さなとげを抜くのに1話かけたわけだがすっきりした展開でした。

■キャラクター

点数:5

ポイント:これまで日の目を浴びてこなかったキャラにまるまる1話を使って焦点を当てた回でした。みどりと求です。みどりを師匠とあがめる理由だったり、みどり以外の部員と距離を置く理由がわかりました。なんとなくみどりと求の間で問題は解決するものと見進めながら思っていましたが、結果的には黄前の力を使いました。これではみどりの顔がたたないのではないかなと考えていましたが、最後に一緒に演奏することで、もっと言えば吹奏楽部にいるだけで価値があることに気づかせてくれました。私個人の意見としてはみどりにも何か出番を与えてやってほしいなと感じています。低音パートリーダーらしいので今後に期待。

また、竹川さん、沙里、麗奈の回収も行われた。それもサンフェスによって。そして今期の主役である真由は1年生たちと仲良くする描写がいくつかあった。これにも何か意味があるのでしょうか。視聴者にいろいろと考えさせてくれるのありがたい。他にも名前だけ(それすらない)ですが、お姉ちゃん、あすか、優子もちらと出てきたのはくすぐられるものがありました。

■演出(作画や音響等)

点数:5

ポイント:この分野については京アニの独壇場なのであえて語る必要はない。今話に関していえば美術で分からせられました。

 

  感想

この1話を使って求というキャラの株を大きく上げた感じですね。その代償としてテレビ放送でのサンフェスカット。これが売り上げ的にどう出るのかはとても気になる。これで映画を見に行く人が増えるもんなのかな。この1話で分かったことは黄前さん気にするところが多すぎるなと。しかも低音パート内だけで(笑)。これから真由というボスが待っているし、1年生にも気を使わなくてはならない。1話につき一つのイベントを解消していったら久美子の身体が持たないですねこれは。それに演奏を特にしないまま、黄前相談所オンリーで進めると倦怠期に入りそうなので、そろそろ変わり種が欲しくなる感じはしますね。そんな中で次回はあがた祭ということで何か起きるのか何も起きないのか。

また1年生の掘り下げとこれまで触れていなかった月永みどりを回収したので、そろそろ3年生つまり久美子の同級生たちにも触れていってほしいなと感じます。沙里がクラリネットで何かしらあるのでしょうが。

以上。