響け!ユーフォニアム3 #03【みずいろプレリュード】感想 | じゅんぷーのブログ

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▼本作の評価・感想・各話リンクは以下にまとめています。

 

 

  あらすじ/スタッフ

いつものように久美子と麗奈が朝練のために音楽室へ向かうと、そこへすずめと沙里もやって来る。
沙里は経験者で演奏技術も申し分ないが、先輩の足をひっぱらないようにと朝練に参加するという。
しかしどうやら麗奈に苦手意識を持っているようで、そのことが気になる久美子。
そして、サンフェス本番に向けて麗奈の指導も厳しさを増していき――。

脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:以西芽衣
作画監督:門脇未来

 

  構成

【起】

沙里の描写からスタート。

朝練にて久美子と沙里の会話。意味ありげな視線を麗奈に送る沙里。

幹部たちのノートでの会話。サンフェスの練習中です。麗奈の指導が厳しすぎる気もする。怒られた子たちが不憫に思える。

サンフェスの衣装合わせ。真由のおっぱい合わせ。おっと、、間違えた。衣装合わせを1つとってもキャラクターの深堀がいい。みどりの動物シリーズ。意外と的を射ているところがあってそれをみどりが発言するという面白さがある。

 

【承】1年生の状況

下手な部員が自主練をしないのはおかしいんじゃないのか。という相談。自主練はあくまで自主練というのが久美子の見解。

再び朝練。の前に滝先生との会話。大人になるとは。麗奈の嫉妬。

そして再度久美子と沙里の会話。「先輩は部活楽しいですか?」と。麗奈と2人きりになるのを嫌がる沙里。

1年生で話題の久美子と麗奈が付き合っていると噂に(笑)これは世間話。

1年生が集団ボイコットをする可能性があることを告げる。それは麗奈が怖がられているため。(経験者の中ではむしろ好かれている)

久美子の回想。1年生の時に1個上の学年がいろいろあったからね。

久美子の目標は「全員揃って北宇治」

【転】1年生のボイコット/沙里の思い

1年のボイコット。低音パートは揃って欠席。沙里も欠席。

住所を受け取っているから久美子はずきりりかの3人で沙里の家に行くことに。

真由の考え。部活をやめたい人はやめた方がいい。それは部活から解放されるし、残った人もその人のことを気にせず演奏に集中できるから。

これに対して強気な奏での発言「過激な発言だと思っただけです。」久美子の最強の武器。

沙里の家。巫女姿の低音1年ズ。当たり前だがどこか気まずそう。

すずめの策略。沙里の部屋着クオリティ高いっす。

久美子と沙里の2人の会話。やはり麗奈について。

厳しい練習をするのはコンクールメンバーだけで十分、初心者には厳しすぎる、、初心者の子たちは泣いてばかり。やめないように説得したことは悪いことなんじゃないのか。。

ごめんね、、いやありがとう。このセリフ選びはアンサンブルコンテストを経て出せるもの。

沙里のおかげで一人もやめていない、また久美子自身も初心者経験者を分けるべきとも思っている。

この裏で行進の練習風景が映り、(序盤で麗奈に怒られていた)竹川さんがうれしそうな顔をしている描写が描かれたのはすごくありがたい。

ただし久美子としては3年間後悔しないように頑張ってほしいと考えている。もちろんこのままでいいわけではない。

吹奏楽は初心者経験者が入り混じっている、いろんな気持ちがある。部長はそれを聞くものだと思っている。だから沙里の悩みでもほかの1年生の悩みでもいいからと。沙里の涙が美しすぎる。

すずめ(しめしめ)

才能ある子が好きな久美子

【結】翌日

朝練にて鍵を先行する沙里たち。沙里の笑顔の描写は今季初めてなんじゃマイカ。

そしてすずめの策略にしてやられる久美子。

次はサンフェス。

 
 

  評価:15/15点

 *各5点満点で評価する

■脚本(シナリオ+構成)

点数:5

ポイント:厳しい練習風景→一年生たちの相談→ボイコット→沙里/久美子の思いという流れ。そしてそれらの間に潤滑油の描写としてくみれいや衣装合わせ、滝先生との会話があった。なお急展開を見せる場面ではクッション描写がなく緩急がついていた。シナリオ描写については1対1での会話が基本描写だった。例外として自主練をしない子たちがいるという相談に関しては2人だった。また久美子・麗奈・沙里・すずめの4人が朝練最速組ということもあり、そこでのやり取りの変化で今話の意義が示されていた。そういう意味でボイコットがなされたのが朝練の時ではなく、放課後の練習だったのは良かった。

■キャラクター

点数:5
ポイント:第1話第2話でどこか不安そうな表情をしていた沙里を回収した回。これで沙里を好きにならない人間はいない。すずめに若干のうざさを感じていましたが、これはあれですねうざかわってやつ。衣装合わせの部分もよかった。触れていないところだと蛇といわれて動揺する麗奈がよい。また、
1年生の中でも対立があることを印象付けるために、久美子に相談するのが麗奈の練習がきついという内容以外にも、下手な同級生が自主練をしないという内容のものもあった。そのあとの内容があまりに印象強すぎて、この描写の意識は完全に抜け落ちていましたが。。。何度か進路について触れる場面もあった。滝先生と話す久美子に嫉妬していましたが麗奈が(笑)それと触れなければならないのが、真由。動物シリーズではクラゲと評価されていました。周りの流れに身を任せるも触れると刺される、そんな危うさを持ってそう。基本的には吹奏楽部に口出しをしないが、ひょんなことから災害を引き起こしそうですよね。

■演出(作画+美術+音響)

点数:5
ポイント:ノートに書かれた文字に個性がある。「このままいくと一年、部活ボイコットしますよ」の描写、雨の音がピックされることで、久美子の耳に音が入らなくなっていることがわかり、事の重大さがより伝わりますね。真由のパンチのあるセリフに対して低音部が反応するシーンは若干影を落とすことで、言葉を使わないでキャラクターの心理を描写していました。細かいところでこだわりのある演出がたくさんありましたが、やはり久美子と沙里の作画。これぞ京都アニメーションといわんばかりの作画パンチ。
CGを使わないライティング技術って京アニの秘匿技術なんでしょうかね。

 

  感想

15点以上を付けたいぐらいに神回だった。

あまりにもクオリティが高いため私のコメントもおかしくなってますね。評価欄にふつうに感想書いてるし(笑)ただただ良い回だった。沙里という人物についてまだほとんど知らないのに、沙里の涙にもらい泣きしてしまった。

次回はサンフェスですし、まだ解決していない初心者・経験者の練習どうする問題もあり楽しみです。

やっぱり今期は響けの独壇場。

以上。